「自社のホームページ、何が悪いのかが分からない」——横浜で25年以上ウェブマーケティングを支援してきたハマ企画には、このご相談が毎月のように届きます。実際、中小企業庁の調査でもITツールを導入した企業の約4割が「効果の測定方法が分からない」と回答しています。でも安心してください。正しい手順を知れば、ホームページの現状分析は自分でも始められます。
ホームページの現状分析とは、GA4やSearch Consoleなどの無料ツールで自社サイトのアクセス状況・検索評価・ユーザー行動を数値で把握し、改善の方向性を見つけるプロセスです。ハマ企画がこれまで支援した中小企業では、現状分析を起点にした改善でお問い合わせ数が平均1.8倍に増加しています。
なぜ今、ホームページ現状分析が必要なのでしょうか
「ホームページはあるし、更新もしている。それなのに、なぜわざわざ分析なんて必要なの?」「今まで何となくやってきたけど、それじゃダメなの?」そんな疑問を感じていらっしゃいませんか?
AI検索が普及した2025年以降、検索エンジンの評価基準も大きく変わりました。ChatGPTやGoogleのAI Overviewなど、AIが検索結果を要約して表示する場面が増え、「とりあえずキーワードを詰め込む」だけのSEOは通用しなくなっています。だからこそ、自社サイトの現状を正しく把握し、ユーザーにとって本当に価値あるコンテンツを届けられているかを確認することが、これまで以上に重要になっています。
確かに、ホームページを持っているだけでも十分な時代もありました。でも今は、お客様の行動も、競合他社の取り組みも、そしてインターネットの環境そのものも大きく変わっています。だからこそ、「何となく」ではなく、きちんとした根拠を持ってホームページを改善していく必要があるのです。
ここでは、なぜ現状分析が重要なのか、そして分析することでどんな良いことが起こるのかを、実際の事例とともにお話しします。きっと「なるほど、だから分析が必要なんですね」と納得していただけるはずです。
◆あなたのホームページに隠れている「宝物」を発見するために分析が必要
実は、あなたのホームページには既にたくさんのデータという「宝物」が眠っています。どんなお客様が訪れているのか、どのページに興味を持ってくださっているのか、どこで皆さん帰ってしまうのか。これらの情報を知ることで、今まで見えなかった改善の道筋がはっきりと見えてくるのです。
◆競合分析と外部環境のチェックで外の世界を知りましょう
あなたのホームページを取り巻く「外の世界」はどうなっていますか?
ホームページをビジネスに繋げるためには、自社のデータ(宝物)だけでなく、競合他社がどんなコンテンツで検索上位を獲得しているのかを知ることが欠かせません。BtoB中小企業が競合サイト分析を実践する具体的な手順については「競合サイト分析で差を見つけるBtoB中小企業の実践手順」で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。加えて、Googleのアルゴリズムアップデートなど、ウェブを取り巻く外部環境がどう変化しているかも把握することが大切です。
競合サイトがどのくらいのアクセスを集めているかを把握する具体的な方法は、競合サイトのアクセス数調査・分析の実践方法でステップごとに解説しています。
◆ホームページ現状分析で「なんとなく」から「確実に」への転換点
「このページ、なんとなく見づらいかな…」「もしかしたらこの写真、分かりにくいのかも…」そんな「なんとなく」の感覚も大切ですが、それをデータで確認できるようになると、改善の確実性が格段に上がります。
横浜のあるECサイトでは、「商品ページが見づらいかも」という感覚を持っていました。実際にデータを確認してみると、商品ページの滞在時間が他と比べて30秒と短く、9割の方がそのページの前半で離脱していることが判明。写真を増やしてお客様の声を追加したところ、滞在時間が2分30秒に延び、購入数が増加しました。
この考え方はECサイトに限らず、他の業界でも活用できます。
◆ハマ企画の初期ウェブ解析では一緒に画面を見る理由があります
私たちハマ企画では、初期ウェブ解析というサービスを通じて、お客様と一緒に画面を見ながら現状を把握していきます。データを一方的にお渡しするのではなく、対話を通じて気づきを共有することを大切にしています。
「なるほど、ここでみんな帰っちゃってたんですね」「意外とこのページがよく見られているんだ」そんな気づきを共有していく中で、経営者の方の目がパッと変わる瞬間があります。その瞬間こそが、次の改善行動につながる大切なきっかけになるのです。
ホームページ現状分析を始める前の準備と心構え
「分析って聞くだけで難しそう…」「数字を見るのが苦手で」「時間もないし、何から始めればいいのか分からない」そんな不安を感じていらっしゃいませんか?大丈夫です。多くの経営者様が同じように感じていらっしゃいます。
これからお話しするのは、そんな不安を解消し、気軽に現状分析を始められる心構えと、実際に取り組む前に知っておいていただきたい大切なポイントです。専門知識は一切必要ありません。あなたのペースで、無理なく進めていける方法をご紹介していきますね。
◆完璧を求める必要はありません:まずは基本から始めましょう
「データがきちんと揃ってから分析を始めよう」と思っていると、いつまでも始められません。ホームページ現状分析で大切なのは、完璧なデータではなく、継続的に取り組む姿勢です。まずは基本的な数字から見始めて、徐々に詳しく分析していけば大丈夫です。
最初は月に1回、30分程度、コーヒーを飲みながら気軽に数字を眺めることから始めてみてください。「今月は先月より訪問者が増えた」「このページがよく見られている」といった発見があるだけでも、ホームページへの理解が深まります。こうした基本的なデータの見方を体系的に学びたい方は、ウェブ解析入門|データでHP成果を最大化する方法を参考にしてみてください。ウェブ解析の全体像がつかめると、ここでご紹介する7ステップもより効果的に活用できます。
ハマ企画やハマ企画が運営しているメディア、またはクライアントのために数字を眺めることができるツールを提供しています。 次の画像はハマ企画が運営しているメディア「横浜で暮らそう」の数字を眺めることができるダッシュボードです。

◆あなたの会社らしい現状分析で十分です
大手企業のような複雑な分析は必要ありません。中小企業には中小企業らしい、シンプルで分かりやすい分析方法があります。ページビューを増やすことから始めるのも、立派な現状分析の第一歩です。

基本的な数字についての詳細はこの後の章「Googleアナリティクス(GA4)」や「Google Search Console」でお伝えします。
ホームページ現状分析の具体的な7ステップ:一歩ずつ進んでいきましょう
ホームページ現状分析について「具体的にどうやって進めればいいの?」「何から手をつければいいのか分からない」そんな疑問をお持ちではありませんか?
ご安心ください。現状分析は一度にすべてを理解する必要はありません。
ここでは、初心者の方でも迷わず進められるよう、現状分析を7つのステップに分けてご説明します。それぞれのステップは独立していますので、ひとつずつクリアしていけば大丈夫。「今日はステップ1だけ」「来週はステップ2に挑戦」といったペースで進めていただいても構いません。焦らず、確実に、あなたのホームページの現状を把握していきましょう。
◆ホームページで達成したい目標を明確に決める:ステップ1
ホームページ分析を始める前に、「何のためにホームページを使いたいのか」を改めて考えてみましょう。目標ですね。
これが現状分析の出発点になります。
例えば「月のお問い合わせを今の5件から10件に増やしたい」「自社のことをもっと多くの人に知ってもらうために月1,000を1,500アクセスに増やしたい」といった具体的な目標設定が重要です。
「お問い合わせ」のような大きなゴールだけでなく、資料ダウンロードやメルマガ登録といった小さなゴール(マイクロCV)を設定しておくと、分析の精度がさらに上がります。具体的な設計方法はBtoB中小企業のマイクロCV設計術と実装手順で解説しています。
目標を数値で設定することを「定量的な目標設定」と呼びます。一方で、「お客様からの信頼感を高めたい」「ブランドイメージを刷新したい」といった数値化しにくい目標もあるでしょう。これらは「定性的な目標」に分類されます。ホームページの現状分析では、まず定量的なデータ(アクセス数やお問い合わせ件数など)を中心に見ていき、その数字の背景にある定性的な課題(「なぜこのページで離脱するのか」「どんな情報が足りないのか」)を考える、という順番で進めると効果的です。
月のお問い合わせを今の5件から10件に増やしたい
◆目標達成までの道筋を設計する:ステップ2
目標が決まったら、そこに至るまでの中間目標も考えてみましょう。これにより、どの部分を重点的に分析すべきかが見えてきます。
月間お問い合わせ10件という目標なら、現在の月間訪問者数は何人で、何パーセントの方がお問い合わせしてくださっているか。10件達成するには、訪問者数を増やすのか、お問い合わせ率を高めるのか、それとも両方なのか。このように段階的に考えると、何を改善すべきかが見えてきます。
ウェブ解析士によく出題される例ですが、次のように考えます。
お問い合わせ5件 ÷ 現在の月間訪問数1,000アクセス = 0.5%
お問い合わせ率の0.5%を維持してお問い合わせ10件にする
目標お問い合わせ10件÷ 0.5% = 月間訪問アクセス数2,000
◆現在の状況をホームページ現状分析の数字で正確に把握する:ステップ3
ここで初めて、実際の数字を見てみましょう。感覚ではなく、客観的なデータで現状を把握することが重要です。最初は基本的な数字だけで十分です。
月間でどのくらいの方が訪問しているのか、よく見られているページはどこか、お客様はどのくらいの時間滞在しているのか、どこから来ているのか。「数字が少なくて恥ずかしい…」と思う必要はありません。今の状況を正直に把握することが改善への第一歩です。
・月間でどのくらいの方が訪問しているのか
・お客様はどのくらいの時間滞在しているのか
・どこから来ているのか
・よく見られているページはどこか
◆ホームページ現状分析ではお客さんの気持ちになって仮説を立てる:ステップ4
GoogleアナリティクスやGoogleSearch Consoleの数字を見ながら、お客さんの立場になって「なぜこうなっているのか」を考えてみましょう。データの背景にある人間の行動を想像することが、効果的な改善策に繋がります。
「トップページの滞在時間が短いのは、何を会社なのか分かりにくいからかな?」「料金ページでの離脱が多いのは、価格が分かりにくいからかな?」「スマートフォンからの問い合わせが少ないのは、電話番号が見つけにくいからかな?」
仮説を立てても「お問い合わせにつながらない原因がどうしても特定できない」という場合は、問い合わせが来ないHPの原因をウェブ解析で特定する方法も参考にしてみてください。データの読み方を変えるだけで、見えなかった課題が浮かび上がることがあります。
訪問が増えないのは、Google検索されていないからかな?
会社名ちゃんと表示されているかな?
何屋か明記しているかな?
◆ホームページで成果を出すには小さな改善から着実に始める:ステップ5
仮説に基づいて、できることから改善してみましょう。大きな変更よりも、確実に実行できる小さな改善から始めることをお勧めします。
いきなり大きなリニューアルをする必要はありません。タイトルタグを変更する、写真を1枚追加する、説明文を分かりやすく書き直す、お問い合わせボタンを見やすい場所に移動する。そんな小さな変更でも、積み重ねれば大きな効果が生まれます。
まず会社名で検索されるようにする→タイトルタグを見直して、GoogleSearch Consoleを実装する
次に何屋でなのかを明記する→タイトルタグや本文に入れる
2024年頃までは会社名(指名キーワードといいます)、はあまり施策として取り上げられませんでした。
2025年AIが進むことで、指名ワードを施策として取り入れないと、AIに間違った学習をさせてしまったり、AIの検索広告で競合があなたの会社で広告を出したりするようになりました。

◆ホームページの改善効果を測定して確認する:ステップ6
ホームページの改善を実施したら、1ヶ月後にもう一度GoogleアナリティクスやGoogleSearch Consoleの数字を見てみましょう。効果測定はホームページの現状分析と同じくらい重要なプロセスです。
「訪問数が増えた」「滞在時間が延びた!」「お問い合わせが増えた!」そんな変化があれば、改善が正しい方向に向かっている証拠です。変化が見られない場合も、それは貴重な学びです。別の方法を試してみる良いきっかけになります。
ホームページの改善を実施1ヶ月後 GoogleアナリティクスやGoogleSearch Consoleの数字を見る
◆継続的な改善サイクルを確立する:ステップ7
一度のホームページの改善で満足せず、月に一度はGoogleアナリティクスやGoogleSearch Consoleの数字を見てみましょう。効果測定はホームページの現状分析と同じくらい重要なプロセスです。
また、数字をみると新たなホームページ改善方法が見つかりますよ!
数字をチェックする習慣を作ってみてください。継続こそが、ホームページ現状分析の最大の成功要因です。
小さなホームページの改善を続けることで、ホームページは確実に成長していきます。市場の変化やお客様のニーズの変化にも対応しながら、長期的な視点で取り組むことが重要です。
毎月GoogleアナリティクスやGoogleSearch Consoleの数字を見てさらに改善をする
Googleアナリティクスを使って確認すべき重要指標
「数字がたくさんありすぎて、どれを見ればいいのか分からない」「専門用語ばかりで頭が混乱してしまう」そんな経験はありませんか?Googleアナリティクスを開いたものの、あまりの情報量に圧倒されて、そっと画面を閉じてしまった方も多いのではないでしょうか。
でも大丈夫です。実は、最初に確認すべき指標はそれほど多くありません。ここでは、ホームページ現状分析で本当に重要な指標だけに絞って、「これだけ見ておけば十分」という数字をご紹介します。GA4を含めたウェブ解析の全体像をつかみたい方は、先にウェブ解析とは?ホームページ分析の基本とGA4活用法をご覧いただくと、ここでの指標解説がより理解しやすくなります。
専門用語も、できるだけ分かりやすい言葉でご説明しますので、安心してお読みください。まずは基本的な指標から理解していけば、あなたのホームページの状況がきっと見えてくるはずです。
◆Googleアナリティクスって何ですか?
Googleアナリティクスは、Googleが無料で提供している、ホームページの分析ツールです。あなたのホームページにどんな方が、いつ、どこから、何を見に来たかが詳しく分かります。
◆Googleアナリティクス(GA4)で見るべき基本的なアクセス指標
ユーザー数 Googleアナリティクスではさまざまな「ユーザー数」という名称が出てまいります。ユーザー数は、あなたのホームページに何人の方が訪れているかを表す指標です。地域密着型の中小企業なら、月間100〜1,000人程度から始まることも珍しくありません。(総ユーザー数、新規ユーザー数、アクティブユーザー数などあります)
セッション数 ユーザーがサイトを訪問してから離脱するまでの一連の行動を表します。1人のユーザーが1日に2回訪問すれば、ユーザー数は1、セッション数は2になります。個人的には会社のサイトを運営するうえでセッションをよく見ます
表示回数(ページビューとスクリーン表示の合計) GA4では「ページビュー数」が「表示回数」として統合されました。訪問者が合計で何ページ見てくれたかを表します。この数字がユーザー数より多いほど、サイト内を回遊してくれたことになります。
エンゲージメント率 GA4の新しい指標で、「直帰率」に代わる重要な数字と捉えています。10秒以上サイトに滞在したり、2ページ以上見たり、コンバージョン(キーイベント)を達成したセッションの割合を示します。60%以上あれば良好です。
平均エンゲージメント時間 従来の「平均滞在時間」がより正確になった指標です。お客様がサイトをアクティブに利用していた時間を表します。業種にもよりますが、2〜3分以上あれば、しっかりと内容を読んでくださっているサインです。
トラフィック獲得(流入経路) GA4では流入経路の分類がより詳細になりました。Organic Search(自然検索)、Direct(直接流入)、Paid Search(有料広告)、Organic Social(SNS)などから、どこに力を入れるべきかが見えてきます。
さらに2026年5月、GA4のデフォルトチャネルグループに「AI Assistant」という新しいチャネルが追加されました。ChatGPT・Gemini・Claudeなど主要なAIアシスタントからの流入が、従来の「Referral」とは別に自動で分類されます。設定は不要で、GA4が自動的にAIからの訪問を識別してくれます。トラフィック獲得レポートで「AI Assistant」チャネルが表示されているかぜひチェックしてみてください。ただし、AIアプリのモバイル版からの流入はリファラ情報が欠落し「Direct」に分類されるケースもあります。またGoogle AI OverviewsやAI Modeからのクリックは引き続き「Organic Search」に含まれ、AI Assistantチャネルには含まれません。AI経由のトラフィックが増えてきた場合は、AIに引用されやすいコンテンツづくりも重要になります。その具体的なワークフローは「AIで効率化するコンテンツマーケのワークフロー」で詳しく解説しています。
Googleビジネスプロフィールとの連携(2026年6月〜) 2026年6月から、GA4の管理画面でGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)を直接リンクできるようになりました。
連携すると、GA4のレポート内にGoogleビジネスプロフィール専用のコレクションが表示され、電話の発信数・ルート検索・ウェブサイトクリック・予約など7つの指標をGA4上で確認できます。
特に地域密着型の中小企業にとって、Googleマップ経由の集客効果をサイトのアクセスデータと並べて確認できる点は大きなメリットです。設定はGA4の「管理」→「サービス間のリンク設定」→「Googleビジネスプロフィールのリンク」から行えます。GA4の編集者以上の権限と、Googleビジネスプロフィールのオーナーまたは管理者権限の両方が必要です。
◆Googleアナリティクスの見方のコツとポイント
期間を比較してみましょう 先月と今月、去年の同じ月と今年といった比較をすることで、変化の傾向が見えてきます。季節要因や市場の動向も考慮に入れながら見ることが大切です。
流入経路を分けて見る 流入別に数字を見ることで、SEOの重要性や、SNSの特性などわかり、どちらに重点を置くべきかが分かります。
Google Search Console:ホームページ現状分析で検索からの流入を知るツール
◆Search Consoleで把握できる重要な情報
Google Search Consoleは、あなたのホームページが検索結果にどのように表示されているかを教えてくれる、これも無料のGoogleツールです。現状分析において、検索エンジンからの評価を知ることは非常に重要な要素です。
どんな言葉で検索されて見つけてもらえているか、検索結果の何番目に表示されているか、検索結果を見た人のうち何人がクリックしてくれたか。これらの情報は、SEO対策を進める上でとても重要です。
◆Search Console初心者でも使える基本機能の活用方法
「検索パフォーマンス」の見方として、どんなキーワードで検索されているか、順位はどのくらいか、クリック数はどのくらいかが分かります。この機能はホームページ現状分析の中でも特に価値の高い情報を提供してくれます。
意外なキーワードで検索されていることがあったり、順位は高いのにクリック数が少ないキーワードがあったりと、たくさんの気づきが得られます。たとえば「表示回数は多いのにクリック率が1%未満」のキーワードがあれば、そのページのタイトルや説明文(メタディスクリプション)がユーザーの検索意図とズレている可能性があります。こうした発見が、コンテンツ改善の重要なヒントになります。GA4と組み合わせた分析手法については、GA4ではじめるHPデータ分析│初心者向け完全ガイドで詳しく解説しています。
「URL検査」の活用方法 特定のページがGoogleにきちんと認識されているかを確認できます。新しいページを作った時や、問題があるかもしれないページを調べる時に便利です。技術的な問題の早期発見にも役立ちます。
この機能は見逃しがちです。
「サマリー:インデックス作成」これも見逃しやすい機能です。ホームページのアクセス数が極端に少ない場合は、あなたのホームページがGoogleに登録されていない可能性があります。ここからページの詳細「ページのインデックス登録」にすすみ、詳細を確認します。
この画像(事例)は、大幅改善が必要なホームページです。技術的な問題以外で、皆さんができるホームページ改善は、インデックス未登録 のページを再登録またはページの書き直しをすることです。

ページを再登録する方法、次の画面を参考にしてください、URLを検証 と書いてある部分に、該当のページのURLを入れてください。 再登録画面にすすみます。

無料ツールで自分でできるサイト診断の方法とは?
GA4やSearch Console以外にも、ホームページの現状分析に役立つ無料ツールがあります。URLを入力するだけで自社サイトの課題が見えてくるため、専門知識がなくても手軽に始められます。
まず確認していただきたいのが、Googleが公式に提供している「PageSpeed Insights」です。
URLを入力するだけでページの表示速度をパソコン・スマートフォンそれぞれ0〜100のスコアで診断してくれます。表示速度はGoogleの検索順位にも影響する要素ですので、50以下の場合は早急な改善をおすすめします。
- PageSpeed Insights(Google公式):URLを入力するとページ表示速度を0〜100で採点し、改善項目まで提示してくれます。スマートフォンとパソコンの両方のスコアを確認しましょう。
- Googleリッチリザルトテスト(Google公式):構造化データが正しく設定されているかを確認できます。FAQやパンくずリストがAI検索で引用されやすくなるかどうかの判断材料にもなります。
- Lighthouse(Chrome DevTools内蔵):パフォーマンス、アクセシビリティ、SEOの総合スコアを確認できます。Chromeブラウザの「開発者ツール」から無料で利用可能です。
これらはいずれもGoogleが提供・推奨しているツールですので、診断結果の信頼性は高いといえます。ただし注意したいのは、ツールが示すスコアはあくまで技術的な評価であるという点です。「スコアは高いのにお問い合わせが来ない」という場合は、コンテンツの内容やユーザー導線に別の課題がある可能性があります。そうした「数字の裏側にある原因」を掘り下げるには、ウェブ解析とは?ホームページ分析の基本とGA4活用法で解説しているような、データを読み解く視点が必要です。
ホームページ現状分析で見えた課題を改善に繋げた事例
ハマ企画が関わっている、クライアントの事例の一部をご紹介いたします。
私自身、ウェブ解析士としてこれまで数多くの中小企業のGA4画面を一緒に見てきましたが、最初の現状分析で「こんなデータが取れていたんですね」と驚かれる経営者の方がほとんどです。データはすでにそこにあるのに、見方を知らなかっただけ、その気づきが改善の第一歩になる場面を何度も経験しています。
◆不動産会社様の場合:お客様の行動が見えた成功例
とある地域内で賃貸仲介を行っているA社様は、月間訪問者数は5,000人ほどありましたが、お問い合わせは月に2〜3件という状況でした。ホームページの現状分析を行うと、物件一覧ページまでは多くの方が見ているのに、物件詳細ページでの滞在時間が45秒と短く、8割の方がそこで離脱していることが判明。また特定のキーワードからのホームページ閲覧がとても弱い状況でした。
物件詳細ページの写真が3枚しかなく、間取り図も小さくて見づらい状態でした。また、周辺情報がほとんど記載されていませんでした。そして物件詳細には種別(賃貸、マンション、戸建て、アパート)や地域名が含まれていませんでした。
改善策として、各物件の写真を3枚から12枚に増やし、間取り図を大きく表示。さらに「横浜駅まで○分」「近隣のスーパー情報」「子育て環境」など、お客様が知りたい周辺情報を充実させ、物件詳細のタイトルや本文にも種別や地域名を記載しました。
結果として、物件詳細ページの滞在時間が45秒から3分20秒に改善。お問い合わせも月2〜3件から8〜10件に増加しました。
◆レンタカー会社の場合:スマートフォン対応の重要性
横浜エリアでレンタカー業を営むB社様は、ホームページのアクセス数はそれなりにあるものの、電話でのお問い合わせが少ない状況でした。現状分析を行うと、訪問者の85%がスマートフォンからアクセスしているのに、電話番号が小さくて見つけにくく、予約フォームもスマートフォンでは使いづらい状態でした。
改善策として、スマートフォン画面の上部に「今すぐ電話」ボタンを大きく配置。予約フォームも入力項目を最小限に絞り、スマートフォンで入力しやすいように改良しました。また、「空車確認・予約はこちら」というボタンを各ページに設置し、どのページからでもスムーズに予約に進めるようにしました。
3ヶ月後、電話での問い合わせが月15件から35件に増加。予約も月5件から18件に大幅改善されました。
不動産に限らず、情報詳細が存在しているホームページ(不動産、車、EC)はデーターベース型SEO対策が必要です。
ホームページデザイン会社や、データーベースの仕組みを提供する会社のほとんどにこの発想がないのも事実です。
ホームページ現状分析でよくある不安と解決方法
ホームページ現状分析を継続させる秘訣
秘訣は、当たり前のこととしてすすめる。 ホームページの現状分析が楽しくなるようにするには、次の3つをおさえましょう。
◆習慣化がホームページ現状分析継続の一番の近道
月に一度、第一月曜日の午前中はホームページの数字を見る時間にする、といったように、決まったタイミングで分析を行う習慣を作ることをお勧めします。継続的な現状分析こそが、ホームページ改善の最大の成功要因です。
習慣化のコツは、無理のないスケジュールを設定することです。最初は月1回30分程度から始めて、慣れてきたら詳しい分析に時間をかけるという段階的なアプローチが効果的です。
コツはホームページ現状分析のダッシュボードを作成することです。
あなたの会社のホームページ現状分析ダッシュボードを承ります。詳細はお問い合わせからご相談ください
◆小さなホームページの変化も記録して蓄積する
「今月は写真を追加した」「来月は説明文を見直そう」といったように、実施した改善内容と、その結果の変化を簡単なメモで記録しておくと、後から振り返る時にとても役立ちます。 記録にはGoogleカレンダーで管理も可能ですが、Google Workspaceのスプレッドシートがおすすめです。
改善の記録を継続していくと、「どの施策が効果的だったか」が蓄積され、次の改善に活かせるようになります。本格的にSEO対策を依頼・比較したいとお考えの方は、横浜のSEO対策完全ガイド費用・会社選び・AI活用もあわせてご覧ください。
記録を残すことで、どの改善が効果的だったか、どのタイミングで数字が変化したかが明確になります。これにより、今後の改善策をより効率的に立案できるようになります。
◆チーム全体での情報共有の重要性
もし社内にスタッフがいらっしゃるなら、月に一度、簡単な共有会を開いてみてください。現状分析の結果を一人で抱え込まず、チーム全体で共有することが大切です。
ハマ企画では、自社のメディアに対する共有会を毎週水曜日の午前に開催しています
「今月はこんなお客様が来てくれました」「こんなページが人気でした」といった情報をチーム全体で共有することで、改善のアイデアがより豊富に生まれます。また、現場スタッフからの気づきが、数字だけでは見えない重要な改善点を教えてくれることもあります。
自分でできること、プロに任せるべきこと
ここまで7つのステップをご紹介してきましたが、「どこまで自分でやるべきか」と迷われている方も多いのではないでしょうか。結論から申し上げると、GA4やSearch Consoleで数字を眺める習慣は、ぜひ経営者ご自身やWeb担当者の方に持っていただきたいと考えています。なぜなら、自社のホームページに誰が来て、何を見ているかを把握することは、経営判断の土台になるからです。
一方で、AI時代のSEOは年々複雑化しています。検索エンジンの評価基準だけでなく、AIによる引用・推奨にも対応する必要が出てきました。こうした変化に包括的に対応する方法として、ハマ企画ではAIウェブコンサルティングも提供しています。
Googleのアルゴリズムは頻繁にアップデートされ、AIによる検索結果の要約表示も増えてきました。「自分で分析はしたけれど、この先どう改善すればいいか分からない」「競合と比べて何が足りないのかを客観的に知りたい」そう感じたときが、プロの目線を取り入れるタイミングです。
私たちハマ企画は、横浜を拠点に25年以上、中小企業のウェブマーケティングを支援してきました。「まずは現状を把握したい」という段階から、「具体的な改善施策を一緒に実行したい」という段階まで、お客様の状況に合わせてお手伝いしています。
AI時代のSEOは、検索エンジンの進化とともに複雑さを増しています。「自社サイトが今どうなっているか」「何から手をつければいいか」——その答えを、まずはプロの目線で確認してみませんか?
ハマ企画では、GA4やSearch Consoleのデータをお客様と一緒に画面を見ながら読み解く「初期ウェブ解析」サービスをご用意しています。数字の見方から改善の優先順位まで、対話を通じてお伝えしますので、専門知識がなくても安心してご参加いただけます。
ハマ企画は横浜を拠点に25年以上、中小企業のウェブマーケティングを伴走支援してきました。「まずは自社サイトの現状を客観的に知りたい」という方は、GA4とSearch Consoleのデータをお客様と一緒に画面を見ながら読み解くGA4解析診断サービスをご利用ください。数字の見方から改善の優先順位まで、対話を通じてお伝えします。
「分析だけでなく、SEO戦略の立案や施策の実行まで継続的にサポートしてほしい」という方には、SEO顧問サービス(https://hamakikaku.co.jp/yokohama-seo)がおすすめです。AI時代の検索環境に対応したコンテンツ戦略を、月次の伴走型で一緒に進めていきます。
「このモヤモヤ、誰かに相談したい」と思った今が、次の一歩を踏み出すタイミングです。
まとめ
ホームページの現状分析は、GA4とSearch Consoleという2つの無料ツールで「誰が来ているか」「どう見つけられているか」を数字で把握するところから始まります。本記事でお伝えした7ステップのうち、目標設定からデータ確認・仮説立案までは専門知識がなくてもご自身で進められます。2026年にはGA4に「AI Assistantチャネル」やGoogleビジネスプロフィール連携といった新機能も加わり、分析できる情報はさらに広がっています。大切なのは完璧を目指すことではなく、月に一度、30分だけでもデータと向き合う習慣をつけることです。その小さな積み重ねが、ホームページをビジネスの成果につなげる確実な一歩になります。
ただし「数字は見たけれど何を改善すべきか分からない」「AI時代のSEOにどう対応すればいいか判断がつかない」と感じたら、それはプロの力を借りるべきタイミングです。ハマ企画のGA4解析診断サービスやSEO顧問サービスで、あなたのホームページの可能性を一緒に見つけましょう。

