ホームページのネタ切れはなぜ起きる?AIで更新を続ける内製化のコツ

「ホームページを更新したいけれど、書くことがない」
「ブログを始めたものの、最初の数本でネタが尽きてしまった」
「担当者になったけれど、毎月何を書けばいいのかわからない」

中小企業のホームページ運用では、こうした「ネタ切れ」の悩みがよくあります。実際、コンテンツを内製化しようとしても、最初のうちは意欲があっても、数カ月経つと更新が止まってしまうケースは少なくありません。

しかし、サイト制作やコンテンツ制作を支援する中で感じるのは、本当に情報がない会社は、実はそれほど多くないということです。
日々のお客様とのやり取り、よく聞かれる質問、仕事で工夫していること、過去の失敗や成功事例など、記事の材料は社内にたくさんあります。

そこで活用したいのが、ChatGPTなどの生成AIです。
AIに記事を丸ごと書いてもらうのではなく、社内にある情報を掘り起こし、記事のテーマや構成に変換するためにAIを使う。この方法なら、担当者が一人でもホームページを継続的に更新しやすくなります。

この記事では、ホームページの「ネタ切れ」が起きる理由と、ChatGPTを使って記事ネタを作る具体的な方法、さらに無理なく更新を続けるための仕組みづくりについて解説します。

目次

なぜホームページの更新が止まるのか?ネタ切れの正体

「ネタがないから記事が書けない」。

そう考えてしまいがちですが、実際には「情報がない」のではなく、普段の仕事をコンテンツとして見る視点が足りないことが原因になっているケースがあります。
たとえば、営業担当者が毎日のようにお客様から質問を受けているとします。

「このサービスはどんな会社に向いていますか?」
「導入までどのくらいかかりますか?」
「他社のサービスと何が違いますか?」
「初めてでも利用できますか?」

こうした質問は、担当者にとっては「いつもの仕事」かもしれません。しかし、これからサービスを検討する人にとっては、まさに知りたい情報です。
つまり、社内では当たり前になっている情報ほど、ホームページのコンテンツになる可能性があります。

では、なぜそれが「ネタがない」という状態になってしまうのでしょうか。

原因①:「特別なことを書かなきゃ」という思い込み

ネタ切れの大きな原因の一つが、「記事には特別な情報が必要」という思い込みです。

「新商品を出したときに記事を書く」
「大きなイベントがあったときに記事を書く」
「会社としてニュースになるような出来事がないと書けない」

このように考えていると、更新できるタイミングは限られてしまいます。しかし、ホームページの記事は、必ずしも大きなニュースである必要はありません。
たとえば、税理士事務所なら、

  • 初めて税理士に相談するときに準備しておきたいもの
  • よくある確定申告の質問
  • 顧客からよく聞かれる税金の疑問
  • 税理士に相談するタイミング
  • 自社が顧客対応で大切にしていること

といった内容も、立派なコンテンツになります。
大切なのは、「これは記事になるかな?」と考える前に、お客様が知りたい情報かどうかという視点で考えることです。

原因②:社内に情報はあるのに、拾う仕組みがない

もう一つの原因は、社内にある情報を拾う仕組みがないことです。
営業担当者はお客様の悩みを知っています。カスタマーサポート担当者は、問い合わせの内容を知っています。
現場担当者は、仕事で困ったことや工夫したことを知っています。
経営者は、会社として大切にしている考え方や、事業を始めた理由を知っています。

このように考えると、記事の材料は一人の担当者だけが持っているものではありません。ところが、情報が社内に分散しているため、「ブログ担当者が一人でネタを考える」という状態になると、すぐに限界が来ます。

そこでおすすめしたいのが、「記事のネタを考える」のではなく、「社内の情報を集める」ことから始める方法です。
たとえば月に一度、営業担当者に次のような質問をしてみます。

  • 最近、お客様からよく聞かれた質問は?
  • 最近、説明するのに時間がかかったことは?
  • お客様が勘違いしていたことは?
  • 最近、仕事で工夫したことは?
  • 過去に失敗したけれど、今は改善したことは?

これだけでも、記事の候補はかなり増えていきます。

原因③:書くスキルと時間の両方が足りない

「ネタは見つかった。でも記事を書く時間がない」
これも、更新が止まる大きな理由です。本業をしながら、テーマを決めて、検索キーワードを調べて、構成を考えて、文章を書いて、画像を用意して……となると、担当者の負担はかなり大きくなります。さらに、「文章を書くのが苦手」という人もいるでしょう。

ここで役立つのが生成AIです。
AIを使えば、集めた情報から記事のテーマを整理したり、タイトル案を出したり、構成を考えたりできます。つまり、「何もない状態から文章を書く」のではなく、「自分たちが持っている情報をAIに整理してもらう」という使い方ができます。

AIを使ったネタ出し実践法|ChatGPTで月10本のネタを5分で作る

ここからは、ChatGPTを使って記事ネタを考える方法を紹介します。
ポイントは、AIに「ブログを書いて」と丸投げしないことです。AIだけで記事を作ると、一般的な情報をまとめただけの内容になりやすく、自社ならではの経験や具体性がなくなってしまいます。
そこで、次の3ステップで進めます。

ステップ1:自社の「よくある質問」をAIに投げる

最初におすすめなのが、お客様からよく聞かれる質問をChatGPTに渡す方法です。
たとえば、Web制作会社なら、

「ホームページ制作会社です。お客様から以下のような質問をよく受けます。

  • ホームページ制作にはどのくらいの期間がかかる?
  • 制作費用はいくらくらい?
  • 自分たちで更新できる?
  • スマートフォン対応は必要?
  • ホームページを作ったらすぐに問い合わせが増える?

これらの質問をもとに、見込み客が検索しそうなブログ記事のテーマを10個考えてください。」

と入力します。すると、質問をそのまま記事にするだけでなく、関連するテーマまで広げてもらえます。
たとえば、

  • ホームページ制作にかかる期間とは?
  • ホームページ制作費用の相場と料金の考え方
  • ホームページを自社で更新するメリット
  • スマートフォン対応が必要な理由
  • ホームページを作ったのに問い合わせが来ない原因

など、複数のテーマが見えてきます。
この方法のメリットは、実際のお客様との会話を起点にしていることです。
すでに顧客の悩みが含まれているため、「誰に向けて書く記事なのか」も明確になります。

ステップ2:お客様が使いそうな検索キーワードをAIで洗い出す

次に、その悩みを持った人が、検索するときにどんな言葉を使うのかを考えます。たとえば「ホームページを作ったけれど問い合わせが来ない」という悩みなら、

「『ホームページを作ったけれど問い合わせが来ない』と悩んでいる中小企業の担当者が検索しそうなキーワードを、検索意図ごとに分類してください。」

とChatGPTに聞いてみます。
すると、

  • ホームページ 問い合わせ 来ない
  • ホームページ 集客 方法
  • ホームページ アクセス 増やす
  • ホームページ SEO 必要
  • ホームページ 作った後 やること

など、関連する検索テーマを洗い出すことができます。ただし、AIが出したキーワードをそのまま採用すればいいわけではありません。実際に検索されているか、競合サイトにはどんな記事があるか、自社が答えられるテーマなのかなどを確認する必要があります。

AIは「答えを出してくれる先生」というより、考えるための候補を大量に出してくれるアシスタントとして使うと効果的です。

ステップ3:AIが出した案に「現場のリアル」を掛け合わせる

ここが、AIを使ったコンテンツ制作で特に重要なポイントです。AIから出てきた記事テーマを、そのまま記事にするのではありません。
そこに自社の経験を加えます。
たとえば、

「ホームページを作ったのに問い合わせが来ない原因」

というテーマなら、

「実際にお客様から相談されたケースでは、どんな問題があったのか?」
「その会社では何を改善したのか?」
「改善後にどのような変化があったのか?」

といった情報を加えます。

すると、単なる一般論ではなく、その会社だから書ける記事になります。
これはコンテンツを内製化するうえでも非常に重要です。AIは大量の情報を整理できますが、自社のお客様との会話や、現場での経験までは知りません。
だからこそ、

AIの整理力+社員の経験

という組み合わせが強いのです。
実際、社内にあるお客様の悩みや自社独自の解決方法は、外部のライターにはない「一次情報」になります。

担当者が一人でも続けられるAI活用の更新フロー

ここまでの方法を使っても、毎回その場でネタを考えていたら、やはり負担になります。
そこでおすすめしたいのが、「ネタを考える日」と「記事を書く日」を分けることです。

月初にネタリストをAIで作成→週1本のペースで消化する

たとえば、次のような流れです。

月初:ネタ出し

営業担当者や現場担当者から、最近のお客様からの質問や仕事上の気づきを集めます。それをChatGPTに入力して、記事テーマを10本程度に整理します。

第1週:1本目の記事を作成

AIに構成案を作ってもらい、担当者が現場の情報を追加します。

第2週:2本目の記事を作成

第3週:3本目の記事を作成

第4週:4本目の記事を作成

これなら、「毎週何を書こう?」と悩む必要がありません。
あらかじめネタをストックしておけば、記事を書くときには「どのテーマで書くか」が決まっています。月10本のネタを一度に用意して、実際の公開は週1本程度にする。
このように、AIを「記事を書くため」だけでなく、「更新を続ける仕組みを作るため」に使うことがポイントです。

AIの下書き+自分の体験談=読まれる記事になる

AIを使うときに忘れてはいけないのが、「AIに全部書かせない」ということです。

AIに文章の下書きを作ってもらったら、そこに自分たちの経験を加えていきます。
たとえば、

「実際のお客様では、こんな相談がありました」
「私たちが制作するときには、ここを特に確認しています」
「以前はこうしていましたが、現在はこの方法に変えました」
「現場では、ここでつまずく方が多いです」

といった一文を加えるだけでも、記事の印象は変わります。こうした情報は、会社の外から調べて作ることはできません。

だからこそ、AI時代のコンテンツでは、「AIが書いた文章」よりも「AIを使って社員が自社の経験を発信した文章」に価値があります。

コンテンツを内製化する目的は、社員をライターにすることではありません。
社員が持っている知識や経験を、AIの力を借りながら情報発信できるようにすることです。

AIを使える人を増やすことが、更新を続ける仕組みになる

ホームページの更新が止まる原因は、単純な「ネタ不足」だけではありません。

  • 記事のネタを一人で考えている
  • 社内にある情報を拾う仕組みがない
  • 文章を書く時間がない
  • AIをどう使えばいいかわからない

こうした問題が重なることで、「更新したくてもできない」状態になってしまいます。だからこそ、AIを導入するときも、単にChatGPTの使い方を覚えるだけでは十分ではありません。

社内の情報を集める → AIで整理する → 人が経験や知識を加える → 記事として発信する

という流れを社内に作ることが大切です。
「ネタがない」と思ったときは、まず一人のお客様を思い浮かべてみてください。
どんな質問をされたでしょうか。何に困っていたでしょうか。自社はどうやって解決したでしょうか。

そこには、すでに一つの記事の材料があります。そして、その材料をAIに渡せば、記事のテーマや構成を考える時間を短縮できます。
ホームページの更新を続けるために必要なのは、毎回ゼロから新しいネタを生み出すことではありません。

社内にある情報を見つけ、AIを使ってコンテンツに変えていく力を身につけること。

それが、これからのコンテンツ内製化に求められる力です。

AIを「もっと使いこなしたい」と思ったら:助成金で学ぶ選択肢

ここまで読んで、

「これならChatGPTを使ってできそう」
「でも、社内でAIを使える人がまだ少ない」
「自分だけでなく、社員全体で活用できるようにしたい」

と感じた方もいるかもしれません。
その場合は、AIを独学で使うだけでなく、研修を通して社内で活用方法を学ぶという選択肢もあります。

ハマ企画では、生成AIを活用したデジタルマーケティングの内製化を学ぶリスキリング研修を提供しています。
AIツールの操作方法だけではなく、AIを使った記事作成やSEO、顧客理解など、実際のウェブ集客に活用するためのスキルを学べる内容です。

また、人材開発支援助成金の「事業展開等リスキリング支援コース」を活用できる場合、研修費用の最大75%が助成されるほか、一定の条件を満たせば賃金助成の対象となる場合もあります。
たとえば、ハマ企画の研修は全10時間・4回のカリキュラムで、AIの基礎やセキュリティ、AIを活用した業務、マーケティング、AI×SEOライティングなどを実践的に学ぶ構成になっています。

もちろん、助成金には企業規模や雇用保険の加入状況、研修時間、申請時期などの条件があります。
「うちの会社でも利用できるのかわからない」という場合は、まず適用できるか確認してみるのがおすすめです。

AIを活用したコンテンツ内製化を、もっと体系的に学びたい方へ

「ChatGPTを使ってみたけれど、社員によって使い方に差がある」
「AIを使ってホームページの更新を効率化したい」
「記事作成だけでなく、ウェブ集客全体でAIを活用したい」

そんな場合は、リスキリング研修を活用して、社内でAIを使える人材を育てる方法があります。
ハマ企画では、助成金の適用可否や研修内容、実質的な負担額について、無料で相談できます。

「自社でも助成金を使えるの?」という段階から相談可能です。
まずは、自社に合った活用方法を確認してみてはいかがでしょうか。

👉助成金活用の無料相談はこちら
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ハマ企画

株式会社ハマ企画

中小企業向け AI・マーケティング・SEO支援