ChatGPTに自社を紹介させる会社の選び方と3つの判断基準

ChatGPTに自社を紹介させる会社の選び方と3つの判断基準

「ChatGPTで自社が紹介されるようにしてくれる会社を、おすすめ5社そろえて教えてほしい」。そう尋ねる中小企業経営者が増えています。コンテンツマーケティングを生業とする私自身、自社のホームページがこの質問で平均2.14位に表示されながら、145日間クリックが1件もないという数字を突きつけられました。1位や2位でクリックがゼロという事態は、以前ならまず起こりえないことでした。

AI検索対策を任せる会社は、自社サイトの実測データで成果を語れるかで見極めます。

ハマ企画のサーチコンソール実測(2026年3月1日〜7月23日)では、平均掲載順位5位以内のクエリの表示回数のうち、50.9%がクリック0でした。

掲載順位(検索)の話だけをする会社と、この数字の話ができる会社は別のものです。

目次

なぜAIは「おすすめ5社」を自分で答え切ってしまうのか?

AIが答えを出し切るのは、会社選びの質問が公開情報の要約だけで成立してしまうからです。

「おすすめの会社を5社教えてほしい」という質問は、各社のホームページやサービス紹介ページ、業界メディアに書かれている情報を並べ替えれば形になります。
AIにとってはもっとも得意な作業で、わざわざリンクを踏ませる理由がありません。質問した側も、5社の名前と選定理由が並んだ時点で目的を達成したと感じ、そこで会話を終えます。結果として、質問に答えられる情報を丁寧に載せているホームページほど、素材として使われるだけで訪問者を得られない状態になります。

ハマ企画のホームページも例外ではありません。冒頭に挙げた会話型の質問で、2026年3月1日から7月23日までの145日間に592回表示され、平均掲載順位は2.14位でした。それでもクリックは0件です。

つまり、AI検索対策を頼む会社を探している経営者が置かれているのは、「候補が見つからない」状況ではなく、「候補が見つかった気になって終わる」状況です。

3か月クリックゼロのレポートを見て何を考えたか?

最初に浮かんだのは焦りではなく、順位という指標そのものが古くなったという確信でした。

サーチコンソールを開いて数字を見るのは日課です。トピッククラスターでサイト全体を設計し直し、記事のリライトも重ね、順位も上がっている。それなのに直近3か月間、表示回数とクリックの減少が続きました。手が止まったのは、上位に入っているページのクリックが3か月間ゼロだと分かったときです。1位や2位を取れば必ず何件かは入ってくる。25年以上ホームページに関わってきて、その前提が崩れる場面を見たのは初めてでした。

掲載順位2位でもクリック数が0のクエリが並ぶハマ企画のサーチコンソール画面

では読まれていないのか。そう思ってChatGPTやPerplexityに同じテーマを尋ねてみると、ハマ企画の記事はきちんと紹介されていました。名前は出ている。認知はむしろ広がっている。ところがそれを数える手段が手元にありません。順位でもクリックでもない場所で評価が起きていて、こちらの計測が追いついていない。これが現時点の正直な状況です。

自社の数字を公開するのは、正直なところ気が重い作業でした。コンテンツマーケティングを生業にしている会社が「クリックゼロ」と書くのですから。それでも出すことにしたのは、綺麗事を並べるより、現場で今起きていることをそのまま共有したほうが、同じ悩みを抱えている経営者の判断材料になると考えたからです。

検索順位を捨てるという話ではありません

誤解のないよう申し添えると、順位を無視していいという話ではありません。順位が取れないページは、そもそもAIが参照する候補にも入りません。必要なのは、順位で選ばれることと、会社として選ばれることを別の指標として持つことです。この2つを分けて考え始めたところから、ハマ企画の測り方も変わりました。

Google検索2位でもクリックが0になると何が起きているのか?

順位が良くてもクリックが0なら、表示回数だけが積み上がり、商談は1件も生まれません。

多くの中小企業は、いまも「検索順位が上がったかどうか」で外注の成果を判断しています。
ところが順位とクリックの関係は、AI Overviewやチャット型の回答が挟まることで切れてしまいました。順位レポートだけを見ていると、上がっているのに問い合わせが増えないという説明のつかない状態が続き、外注費への疑念だけが残ります。判断材料が順位しかないことが、そのまま会社選びの失敗につながっています。

ハマ企画のサーチコンソール実測では、この切断がはっきり数字に出ています。平均掲載順位5位以内のクエリの表示回数のうち50.9%がクリック0で、特に定義型のクエリは壊滅的です。「seoとは」は平均1.15位でCTR0%、「インプレッションとは」は平均1.00位でCTR0%、「rssとは」は平均1.10位でCTR0%でした。定義を丁寧に書くほどAIに引き取られる、という関係がそのまま数字に出ています。

この現象がどの記事でどれくらい起きているのかを構造から知りたい方には、表示回数と流入が同時に落ちるときの見分け方をまとめたAI検索で表示回数が激減する仕組みと対策が参考になります。自社のどのページが影響を受けているか、判定の順序が分かります。

放置すると自社の集客と会社選びはどう変わるのか?

放置すると、比較検討がAIの回答の中で完結し、自社が候補に残らないまま問い合わせが目減りします。

会社を探す側の行動は、すでに「検索して数社のサイトを開いて比べる」から「AIに聞いて挙がった数社の中から選ぶ」へ移りつつあります。
この変化で不利になるのは、AIが参照する材料を持っていない会社です。自社サイトに実績も考え方も書かれていなければ、AIは言及する根拠を持たず、候補リストに名前が入りません。逆に情報があれば言及はされますが、そこから自社サイトへ確かめに来てもらえるかどうかは、別の設計が必要になります。

ハマ企画の実測がまさにその中間地点です。2.14位という位置は、AIや検索エンジンが参照する候補には入れている状態を意味します。それでもクリックが0だったという事実は、「言及される」ことと「選ばれる」ことの間にもう一段の距離があることを示しています。会社名で調べ直してもらう段階まで来ているかどうかは、指名検索の状況を見れば分かります。

クリックが取れないなら記事をやめてよいのか

ここで多い判断が「クリックにならないなら更新をやめる」というものですが、これは逆に振れます。記事を出さなくなれば上位表示の材料がなくなり、AIが参照する材料も同時になくなります。クリックされないどころか、AIの回答の中にも自社が現れない。それは検索の世界で存在しないことと同じです。やめる判断ではなく、続ける前提で測る指標を変えるほうが、はるかに現実的です。

言い換えれば、AIの回答に自社の情報が使われる段階まで来ているなら、残っている課題は一つに絞られています。ここを設計できる相手を選べばよい、というだけの話です。

AI検索対策を任せる会社は何で見極めればよいか?

見極める基準は、実測データ・クリック設計・検証設計の3点を、自社の言葉で語れるかどうかです。

ここで会社名のリストを並べることはしません。リストはAIがもっとも得意とする形式で、それを読んで選んだ結果が現在の状況だからです。代わりに、商談の場で確かめられる3つの基準をお伝えします。

自社サイトの実測データを見せられるか

まず、その会社自身のサーチコンソールの数字を見せてくれるかどうかです。AI検索対策を売るのであれば、自社のホームページでどのクエリが何位で、そのうちどれだけがクリック0なのかを把握しているのが自然です。ハマ企画が「5位以内の50.9%がクリック0」と自社の弱点まで公開しているのは、この数字を開示できない状態で他社のAI検索対策を設計するのは無理だと考えているからです。一般論としてのAI検索の説明しか出てこない場合は、その会社も測っていない可能性があります。

クリックが起きる設計まで語れるか

次に、「引用されるための対策」で話が終わらないかどうかです。AIに引用される構造を作ることと、そこから自社サイトに人が来ることは別の課題で、後者には引用されても残る問いを設計する作業が必要になります。技術面の前提について何が必要で何が不要かは、llms.txtは必要?AI検索対策のよくある誤解で整理しています。ファイルを置けば引用されるという説明をしてくる会社かどうか、この記事を読んでから判断してください。

検証と撤退の基準を先に決められるか

3つ目は、着手前に「何週間後に何を見て、どうなっていなければ方針を変えるか」を決められるかどうかです。AI検索の領域は仕様変更が速く、成果が出るまでの前提が数か月で変わります。撤退基準のない提案は、成果が出なかったときに継続の理由を後から作れてしまいます。期間と指標をこちらから聞いて、その場で答えられるかを確かめてください。

横浜の中小企業にはどんな固有の事情があるか?

横浜では商圏が区ごとに分かれるため、AIの回答に地域名込みで挙がるかどうかが受注量を左右します。

横浜市は18区で構成され、同じ市内でも中区と港北区、金沢区では顧客の動線がまったく違います。実際に相談をお受けしていると、「横浜の会社」でひとくくりにされた回答では意味がなく、自社の商圏に対応できる相手かどうかを確かめたいという声が多いのが実感です。ところがAIに「横浜のおすすめ」を聞くと、区の違いまでは踏み込まれず、市全体で名前の挙がりやすい会社が並びます。地域名でひとまとめにされる不利は、東京の広域プレイヤーと競合する横浜の中小企業にとって、そのまま機会損失になります。

だからこそ、AI検索対策は地域と業種の組み合わせで測る必要があります。自社の場合はどの質問文で何位に表示され、そのうちどれだけがクリック0になっているのか。
手元のサーチコンソールの画面を持ち込んでいただければ、ハマ企画のサービス相談・無料お見積りの場で一緒に読み解くこともできますので、外注先を決める前の判断材料としてお使いください。

検索しても出てこない会社は信頼をどう失うか?

名前を検索して何も出てこない状態は、それだけで取引の判断を止める理由になります。

先日、100人近い規模の交流会に参加しました。その日のうちに、名刺交換した方の名前を片端から検索してみたのです。会社名で調べ、個人名でも調べる。悪い評判が出てくるならまだ判断ができますが、実際に多かったのは何も出てこない方でした。エゴサーチすらできない状態です。こちらとしては良いとも悪いとも判断できず、保留にするしかありません。

AI検索でも同じことが起きます。AIは材料がなければ言及できません。名前を挙げる根拠がないのですから、候補にも入りません。逆に言えば、会社名や取り組みが検索やAIの回答に出てくる状態は、それだけで名刺以上の役割を果たしてくれます。自社名で調べたときに何が出てくるかを確かめておきたい方は、会社名で検索しても出てこない原因と対処から原因を切り分けられます。

依頼前にサーチコンソールで確認する3ステップ

依頼前にご自身で洗い出しておくべきは、順位10位以内なのにクリック0のクエリです。この一覧があるかないかで、商談の質が変わります。

作業は10分ほどで終わります。ハマ企画が実際に自社と支援先で行っている手順をそのまま書きます。

  1. サーチコンソールの検索パフォーマンスを開き、期間を過去6か月に広げます。会話型の長い質問は表示回数が少ないため、3か月では埋もれて見えません。
  2. クエリの表でフィルタを「クエリを含む」に切り替え、自社名や「おすすめ」「選び方」といった語を入れて絞り込みます。ここを飛ばすと、上位1000行の一覧に会話型クエリが埋もれて発見できません。実務でもっとも詰まるのがこの操作です。
  3. 平均掲載順位が10位以内かつクリック0の行を抜き出し、表示回数の多い順に並べます。これが自社の「取り逃がしリスト」です。

抜き出した一覧を持って相談に行けば、順位を上げる話ではなく、すでにある表示回数をどう活かすかという話から始められます。なお、Googleの公式ヘルプでは、AI Overviewsに伴うクリックと表示回数は検索パフォーマンスレポートの数値に含まれると案内されています。仕様は更新されることがあるため、社内資料に転記する際は公式ヘルプで最新の扱いをご確認ください。表示回数だけが増える現象の背景を知りたい場合は、意図せず検索結果に出てしまう仕組みを解説したホームページが勝手に検索に出る理由も合わせてご覧ください。

ChatGPTに自社を紹介させる会社の選び方でよくあるFAQ

ChatGPTにおすすめの会社を聞けば、それで選んでよいのでしょうか。

候補を知る用途では有効ですが、選定の決め手にはなりません。AIの回答は公開情報の要約であり、自社の商圏や予算に合うかどうかまでは判断できないためです。挙がった社名を、実測データを見せられるかという基準で確かめてください。

検索順位が2位なのにアクセスが増えないのは、対策の失敗でしょうか。

失敗とは限りません。ハマ企画の実測では、平均掲載順位5位以内のクエリの表示回数のうち50.9%がクリック0でした。順位が良くてもクリックが起きないのはAI検索時代に構造的に起きる現象で、評価指標を順位から見直す必要があります。

AI検索対策とSEOは別のものですか。

土台は共通しています。ホームページに正確な情報が構造的に置かれていることが前提であり、その上で「引用される設計」と「引用されてもクリックが起きる設計」を足す作業になります。まったく別物として売られている場合は、根拠を確認してください。

依頼前に自社で確認できることはありますか。

サーチコンソールの検索パフォーマンスで期間を過去6か月に広げ、平均掲載順位10位以内かつクリック0のクエリを抜き出してください。この一覧が、どの会社に相談する場合でも最初の共通言語になります。

横浜の会社に依頼するメリットはありますか。

横浜市は18区で商圏が分かれ、同じ市内でも顧客の動線が異なります。地域と業種の組み合わせで検索やAI回答の状況を確認できる相手であれば、市全体をひとまとめにした施策より精度が上がります。

クリックが取れないなら、コンテンツマーケティングはやめてよいのでしょうか。

やめると状況は悪化します。記事を出さなくなれば上位表示の材料がなくなり、AIが自社を言及する根拠も同時に失われます。クリックがゼロでも、AIの回答に名前が出ている状態と、まったく現れない状態はまるで違います。続ける前提で、評価する指標を順位から見直してください。

実測を共有できる相手と組むことが最短の一歩です

AIに「おすすめ5社」を聞いても、自社の状況に合う会社は分かりません。分かるのは、その質問にAIが答えを出し切れるということだけです。私はコンテンツマーケティングを生業にしながら、自社の記事が上位に入ってもクリックがゼロだという数字を、恥を承知で公開しました。

判断材料は順位ではなく実測です。

自社サイトの数字を見せられるか、クリックが起きる設計まで語れるか、検証と撤退の基準を先に決められるか。この3点を確かめれば、外注先の選定はぐっと楽になります。答えはまだ誰も持っていません。だからこそ、順位ではなく「どれだけ人の目に留まっているか」をどう測るかを、同じ現場に立つ方々と一緒に考えていきたいと思っています。まずは手元のサーチコンソールを開き、取り逃がしている表示回数を確かめてみてください。

当サイトは、田中友尋(ウェブ解析士マスター・25年以上の支援実績)及びハマ企画の社員が現場の知見と一次情報をもとに執筆・監修し、文章の整理・校正にAIを活用しています。2026年8月2日にEU AI Act第50条が施行されたことにより、AIが関与した文章には機械可読な透かしが含まれる場合があります。透かしの検出はAI提供元のみが可能であり、読み手の方には影響しません。内容の判断・責任は著者が負い、事実確認は公的機関・公式資料を出典としています。

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