ホームページを作ろう!と考えたとき、「ディレクトリマップ」というちょっと聞き慣れない言葉に出会うかもしれません。なんだか難しそう…本当に必要なの?と思っている方もいるのではないでしょうか?
「とりあえず」でホームページを作り始めてしまうと、後から「あれ?なんか使いにくい…」「検索から見つけてもらえない…」なんて失敗につながることも。
今回はそんな失敗をしないために、ホームページ作りの「設計図」となるディレクトリマップがなぜ大切なのか、そして、ホームページに詳しくない方でも迷わず作れる方法、さらに私たちハマ企画が実際に経験したからこそお伝えしたい、とっておきのヒントまで、まるっと分かりやすく解説していきますね。
「ディレクトリマップ」って何?なぜホームページ作りに必要?

ホームページ作りを進める上で、サイト全体の「設計図」となるのがディレクトリマップです。
これは、あなたのホームページにどんなページがあって、それぞれのページのタイトルや住所(URL)、内容がどんなものか、などを一覧でまとめたリストのこと。ExcelやGoogleスプレッドシートなどの表計算ソフトを使って作ることが多いです。
ディレクトリマップが大切な理由
- ホームページ全体の「地図」ができる!
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あなたのホームページにどんなページが、どれくらいの量あるのか、全体のつながりがパッと見て分かるようになります。
- 関わる人みんなで情報共有できる!
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お客様と私たち制作会社、そしてチームのメンバーなど、ホームページ作りに携わる全員が同じ情報を確認できるので、「あれ?思ってたのと違う!」なんて認識のズレを防げます。
- 「あれもこれも」や「これいらない」が分かる!
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「このページも必要だね!」とか、「あれ?同じような内容のページが2つある…まとめようか?」、「このページはやっぱりいらないかな」といった、コンテンツの抜け漏れや重複を見つけやすくなります。
- 「検索で見つけてもらいやすい」ホームページの土台になる!
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各ページのタイトルや説明文、どんなキーワードで検索してほしいかなどを先に整理しておくことで、Googleなどの検索エンジンに「このページはこんな情報があるよ!」と伝えやすくなり、見つけてもらいやすいホームページを作るための大事な土台になります。
- スムーズに作業が進む!
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何をいつまでに作るかが明確になるので、作業の進捗が分かりやすくなり、ホームページができた後の更新作業などもスムーズに進められますよ。
「ディレクトリマップ」と「サイトマップ」ってどう違うの?
「ディレクトリマップ」と似た言葉で「サイトマップ」というものもありますが、これは役割が少し違います。
サイトマップ(XMLサイトマップ) | 主にGoogleなどの検索エンジンに「このホームページにはこんなページがあるよ!」と教えてあげるためのもので、普段皆さんがホームページを見るときには表示されません。 |
サイトマップ(HTMLサイトマップ) | ホームページを見に来た方向けに「このホームページにはこんなコンテンツがありますよ」と分かりやすく一覧で見せるためのページです。 |
ディレクトリマップ | 今回お話しているのはこれ!ホームページを作る私たち制作側が、ホームページのすべてのページの情報(URL、タイトル、コンテンツのざっくりした内容、検索で使ってほしいキーワードなど)を細かく管理するための「設計図」です。 |
ちょっとややこしいかもしれませんが、ディレクトリマップはホームページ作りの「裏側」で使う、より詳しい情報管理シートなんだな、と考えてもらうといいでしょう。
初めてでも大丈夫!ディレクトリマップの作り方と手順

ディレクトリマップに「こうしなきゃダメ!」という決まった形はありませんが、だいたい以下の項目を書いていきます。
- 管理番号: 各ページに整理番号を付けておくと、後で管理が楽になります。
- 階層: トップページを一番上の階層(第1階層・1st)として、そこからリンクしているページを第2階層(2nd)、さらにその下のページを第3階層(3rd)…というように、ホームページの深さを分類します。
- ページ名/タイトル: 各ページの名前と、実際にホームページに表示される「ページタイトル」を書きましょう。
- ページの住所(URL): 各ページのインターネット上の住所(例:
https://hamakikaku.jp/column/directory-map
)を書きます。
階層が分かりやすい住所にしておくのは、検索で見つけてもらいやすくするためにも大事なポイントです。 - ページの内容の簡単な説明: そのページにどんな情報を載せるか、どんな目的のページかを簡単にまとめます。
- 備考: 「こんなことに気をつけよう」といった制作上のメモなどを書いておくと便利です。
作る手順の例
- ホームページに必要なページを全部書き出す: まずはトップページから順番に、「こんなページがほしいな」というものを全部洗い出します。
- 大まかなつながりを決める: どのページがどのグループに入るか、全体のつながりを考えます。
- 項目を埋めていく: 上で説明した項目を、一つずつ丁寧に埋めていきましょう。
- みんなで確認する: 完成したら、お客様や関わるメンバー全員で内容を共有し、「漏れはないかな?」「間違ってる所ないかな?」「作りたいホームページと合ってるかな?」などを確認しましょう。
ディレクトリマップをさらに活用するポイント
お客様とのホームページ作りのやり取りの中で、「Excelのディレクトリマップだけだと、ホームページ全体のつながりがいまいちピンとこないな…」という声をいただくことがありました。そこで、私たちはこんな工夫をしています!
「ワイヤーフレーム」も一緒に使って、もっと分かりやすく!
ディレクトリマップで各ページの情報を整理しつつ、「ワイヤーフレーム」(ページのレイアウト図)を一緒に作ることをおすすめしています。
ワイヤーフレームは、ページのどこに何があるか(写真、文章、ボタンなど)を大まかに示す「骨組み」のようなものです。これがあることで、トップページから第2階層、第3階層へとどうやって進んでいくのかが目で見て分かるようになります。
これにより、お客様も「なるほど!こんな風にページが進んでいくんだな」と、ホームページ全体の流れやお客様が使うときのイメージが具体的に掴みやすくなり、よりスムーズに「これでいきましょう!」とご納得いただけます。

よくいただく質問「第2階層(目次ページ)って必要なの?」

お客様からよくいただく質問で、「第2階層(例えば『サービス一覧』とか『お知らせ一覧』みたいな目次ページ)って、本当に必要ですか?トップページから個別のページに飛んじゃダメなの?」というご質問があります。
結論から言うと、第2階層の目次ページは、とっても大切です! その理由は以下の通りです。
- Google(検索エンジン)に「ホームページの構造」を分かってもらう!
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あなたのホームページの奥深くにあるページも、第2階層の目次ページを経由することで、Googleに「このページはここにあるんだな」と認識してもらいやすくなります。
- 個別のページに直接来たお客様への「案内板」になる!
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Google検索などで、直接ホームページの奥のページ(例えば「最新のお知らせ」の個別の記事)にアクセスしてきたとしますよね。そのときに第2階層の「お知らせ一覧」のような目次ページがあれば、「あ、このお知らせは、このカテゴリの中の1つなんだな」と全体を把握できたり、関連する他のお知らせにも簡単に移動したりできます。これは、見に来た方がホームページで迷わないための「目次」や「案内板」としての役割を果たし、使いやすさをグンと高めてくれます。
- ホームページの管理がラクになる!
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ホームページがどんどん大きくなってページが増えてくると、整理が大変になってきます。
その時に各カテゴリの目次ページがあることで修正したり、いらなくなったページを消したりといった管理作業が、驚くほど楽になるんです。
こういった理由から、第2階層の目次ページをしっかり作ることを強くおすすめしています。
ディレクトリマップで計画的なホームページ作りを始めよう!

ディレクトリマップは、あなたのホームページ作りを成功させるためのすごく大事な第一歩です。
ホームページ全体の設計図として活用することで、作業がスムーズに進み、Googleなどの検索エンジンで見つけてもらいやすくなり、そして何よりもお客様と私たち制作側、関わる全員が同じ目標に向かって進めることができます。
初めてホームページ作りに挑戦する方も、この記事を参考に、ぜひディレクトリマップ作りに取り組んでみてくださいね。もし、「一人で作るのはちょっと不安だな」という場合は、ぜひお気軽にハマ企画にご相談ください!
お客様のビジネスにぴったりの、素敵なホームページ作りを全力でサポートさせていただきます。