「ブログを更新した方がいいのは分かっているけれど、書く時間がない」
「いざパソコンを開いても、何を書けばいいのか分からない」
中小企業のホームページ担当者の方から、よく聞く悩みです。
本業をしながらブログを書くとなると、
と、やることがたくさんあります。そこで活用したいのが、ChatGPTなどの生成AIです。
ただし、AIに、「SEOに強い記事を書いて」とお願いして、出てきた文章をそのまま掲載すればよい、というわけではありません。
おすすめしたいのは、AIに全部書かせるのではなく、AIと一緒に記事を作る「AI伴走」という使い方です。
この記事では、AIを記事制作のアシスタントとして使いながら、初心者でもSEOブログを作りやすくする方法を紹介します。
はじめに:「ブログを書く時間がない」をAIで解決しよう

企業のブログ運営で意外と時間がかかるのは、「文章を書く作業」だけではありません。
むしろ、
「何を書こう?」
「誰に向けた記事にしよう?」
「どういう順番で説明しよう?」
と考えている時間の方が長いこともあります。
例えば、「ホームページ制作についてブログを書いてください」と言われても、テーマが広すぎてなかなか書き始められません。
しかしAIに、「ホームページのリニューアルを考えている中小企業の経営者が、不安に感じそうなことを10個挙げて」と相談すると、
「費用はいくらかかる?」
「制作期間はどのくらい?」
「SEOへの影響は?」
「今のホームページの内容は引き継げる?」
など、記事のヒントを出してくれます。つまり、AIを使うメリットは、単純に文章を速く書けることだけではありません。
一人で考え込む時間を減らせることも大きなメリットです。
白紙の状態から一人で考えるのではなく、AIと会話しながら内容を整理する。
これだけでも、ブログ制作の負担はかなり減らせます。
AIに全部書かせるのはNG?「AI伴走」という新しい書き方

生成AIを使えば、数秒から数分で長い文章を作ることができます。
とても便利ですが、注意も必要です。
AIはインターネット上などから学習した情報をもとに文章を作るため、一般的な内容になりやすいからです。
例えば、「SEOで重要なことを教えて」とAIに聞けば、
「ユーザーに役立つコンテンツを作りましょう」
「適切なキーワードを使いましょう」
「定期的に更新しましょう」
といった答えが返ってくるかもしれません。間違っているとは限りません。しかし、それだけでは「その会社だから書ける記事」にはなりません。
そして、そこで考えたいのが、AI伴走です。AI伴走では、AIが考える部分を手伝い、人間が経験や判断を加えるという役割分担をします。
AIをライターとして丸ごと任せるのではなく、横にいる編集者やアシスタントのように使うイメージです。
AIは「見出し作り」と「アイデア出し」の優秀なアシスタント
AIが特に得意なのは、「0から1を考えるときの補助」です。
例えば、
といった使い方ができます。
特に便利なのが、見出し構成です。いきなり本文を書こうとすると、「次に何を書けばいいのだろう」と途中で止まりやすくなります。
そこで、まずAIに構成を相談します。
例えば、「中小企業のホームページ担当者向けに、『ホームページから問い合わせが来ない理由』という記事を書きます。初心者向けにH2・H3の構成案を3つ考えてください」と依頼します。すると複数の構成案が出てくるので、
「この見出しは使おう」
「これは自社のお客様には合わない」
「この内容も追加したい」
と選びながら構成を作れます。
AIが答えを決めるのではなく、AIの提案を材料にして人が決めるのがポイントです。
最後の仕上げは「人間の経験」を入れるのがSEOの基本
AIが作った文章で不足しやすいものがあります。
それが、実際の経験です。
例えば、ホームページ制作会社であれば、
「実際のお客様からよく聞かれる質問」
「制作現場で起きた失敗」
「改善して問い合わせが増えた事例」
「担当者だから分かる注意点」
などは、その会社だから持っている情報です。
例えばAIが、「お問い合わせを増やすためには、問い合わせフォームを改善しましょう」と書いたとします。
そこに、「実際に弊社のお客様でも、入力項目を減らしたところフォームの途中離脱が減ったケースがありました」といった経験を加えるとどうでしょうか。
ぐっと具体的になります。
また、「実際のお客様から『電話番号を入力するのが不安』という声があったため、任意項目に変更しました」といった話があれば、さらにその会社らしい記事になります。
AIが一般論を整理し、人間が経験・事例・考え方を加える。
これが、AIを使って記事を書くときに大切な役割分担です。
初心者でも簡単!AIと一緒に記事を書く3ステップ

ここからは、実際にAIと一緒に記事を書く方法を3つのステップで紹介します。
難しいプロンプトを覚える必要はありません。まずはAIと会話する感覚で…。
AIに「誰に向けて書くか(ターゲット)」を相談する
記事を書く前に、最初に決めたいのが、「この記事を誰に読んでもらうのか」です。
ここが決まっていないと、記事の内容がぼんやりしてしまいます。
例えば、「SEOについての記事を書く」だけでは対象が広すぎます。
同じSEOの記事でも、「SEOを初めて担当する中小企業の広報担当者」と「すでにSEOを3年間運用しているマーケティング担当者」では、知りたい内容が違います。
そこでAIに相談します。
例えば、「中小企業向けにSEO初心者の記事を書きたいです。どんな読者をターゲットにするとよいでしょうか?」と聞いてみます。
さらに、「ホームページ担当を兼任していて、SEOの知識はほとんどない人に絞ると、どんな悩みがありますか?」と会話を続けます。
こうすると、
「何を書けばいいか分からない」
「専門用語が難しい」
「検索順位の見方が分からない」
「ブログを書いているのに成果が分からない」
といった具体的な悩みが見えてきます。
ここまで整理できれば、記事で伝えるべきこともかなり明確になります。
記事の「見出し構成案」を複数出してもらう
ターゲットと悩みが決まったら、次に見出し構成を作ります。
ここでもAIが便利です。ポイントは、最初から一つの構成を正解だと思わないことです。
例えば、「SEO初心者の中小企業担当者向けに、『ブログを書いても検索順位が上がらない理由』という記事の見出し構成を3案作ってください」と依頼します。
すると、それぞれ違った切り口の構成が出てきます。
A案では「よくある失敗」を中心にしている。
B案では「改善手順」を中心にしている。
C案では「具体例」を中心にしている。
この中から、「今回の読者にはB案が分かりやすそう」と選んでもよいですし、「A案のこの見出しと、B案のこの見出しを組み合わせたい」とAIに伝えても構いません。
さらに、
「専門用語を減らしてください」
「中学生でも理解できる見出しにしてください」
「最初に結論が分かる構成にしてください」
と条件を追加すると、構成を調整できます。AIと何度かやり取りしながら、記事の骨組みを作っていきます。
この作業だけでも、白紙から自分一人で構成を考えるより、かなり進めやすくなります。
自社の事例や、お客様のリアルな声を肉付けする
見出しが決まったら、いよいよ本文です。ここでもAIに下書きを手伝ってもらうことはできます。
ただし、ここからが人間の出番です。AIが作った文章を読みながら、「自社だったらどうだろう?」と考えてみてください。
例えば、
・お客様から実際に聞かれた質問
・打ち合わせでよく出る悩み
・自社でうまくいった事例
・逆に失敗した経験
・現場の担当者だから分かる注意点
・自社独自の考え方
を追加していきます。難しく考える必要はありません。
例えば、「実際にお客様から『毎週ブログを書かないとSEOには意味がないですか?』と聞かれることがあります」という一文だけでも、記事に現場感が生まれます。
そこから、「大切なのは更新回数だけではなく、誰のどんな悩みを解決する記事なのかを考えることです」と自社の考えを続ければ、その会社ならではの内容になります。
AIが80%の下書きを作り、人間が残り20%を追加する、と考える必要もありません。
記事によっては、AIには構成だけ作ってもらい、本文は自分で書くという使い方でも十分です。
反対に、自分が箇条書きで経験を書き、AIに読みやすく整理してもらうという方法もあります。
大切なのは、「AIに何%書かせるか」ではなく、人間が最後まで内容に責任を持つことです。
AIが作った文章には、事実と異なる情報が含まれる場合もあります。会社名、商品名、数字、法律、制度、料金などを掲載する場合は、必ず一次情報や自社の情報を確認しましょう。
まとめ:AIを「専属の編集者」として使いこなそう

生成AIが登場したことで、ブログを書くハードルは大きく下がりました。しかし、「AIがあるから、もう自分で考えなくてもいい」ということではありません。
むしろおすすめしたいのは、
AIに考える作業を手伝ってもらい、自分たちにしか分からない経験を人間が加えることです。
今回紹介した方法は、とてもシンプルです。
- AIと一緒に「誰に向けて書くか」を決める
- AIに複数の見出し構成を提案してもらう
- 自社の事例やお客様の声を追加する
これだけでも、記事を書くときの負担はかなり減らせます。
AIを「自動で記事を書いてくれる機械」と考えるのではなく、いつでも相談できる専属の編集者のように使ってみてください。
「この記事の読者は誰だろう?」
「この説明で分かりやすいかな?」
「他に読者が知りたいことはないかな?」
そんな壁打ちを繰り返しながら記事を作ることで、一人で悩みながら書く時間を減らせます。
そして最後に、自社の経験や考えを加える。それが「AI伴走」で記事を書く基本です。
ハマ企画では、
という企業の方に向けて、コンテンツの診断・ご相談を行っています。
まずは現在のブログやホームページの記事を確認してみたい方は、コンテンツ診断をご利用ください。
▶ コンテンツ診断
https://hamakikaku.co.jp/yokohama-seo/inquiry_content_diagnosis
AIを上手に使えば、記事を書く時間を減らしながら、自社にしか書けない情報を発信することはできます。
「AIに書いてもらう」から、「AIと一緒に考えて書く」へ。
まずは次に書くブログのテーマを、AIに相談するところから始めてみてください。

