ABMとウェブ解析で営業支援|物流会社の新規開拓成功事例

ウェブ解析で営業支援、物件開拓と取引増加ができた物流会社

「新規の取引先が増えない」「営業担当の属人化が進んでいる」——そんな課題を抱えていた千葉の物流会社さま。2012年当時、まだ日本では馴染みの薄かったABM(アカウントベースドマーケティング)の考え方を取り入れ、ウェブ解析データから営業ターゲットを可視化。結果として、新規物件の開拓と取引先の増加を実現しました。この事例から、中小企業でも始められるウェブ解析×営業支援の具体的な進め方をお伝えします。

目次

物流会社が抱えていた営業課題とは

今回ご支援した千葉県の物流会社さまは、倉庫業と運送業を手がける中堅の企業です。
BtoBビジネスとして法人顧客との取引がメインでしたが、長年の課題として「営業担当者の経験と人脈に頼った属人的な新規開拓」がありました。

具体的には、新しい荷主(取引先)を開拓したいものの、どの企業にアプローチすべきかの判断基準がなく、担当者ごとにバラバラのやり方で動いている状態でした。また、せっかくホームページを作っても「ただの会社案内」になっており、営業活動との連携がまったく取れていませんでした。
ご担当者さまからは「ホームページを見に来ている企業がわかれば、営業のヒントになるのでは」というご相談をいただいたのが、この取り組みのきっかけです。

ABMを活用した営業支援の進め方

ABM(Account Based Marketing:アカウントベースドマーケティング)とは、ターゲットとする企業を事前に選定し、その企業に対して集中的にマーケティング・営業活動を行う手法です。不特定多数にアプローチする従来のマーケティングとは異なり、「この企業と取引したい」という明確なターゲットに絞ってリソースを集中させます。

2012年当時、日本ではまだABMという言葉自体が浸透していませんでしたが、ハマ企画ではウェブ解析のデータを活用して「組織単位」でアクセスを分析する手法を取り入れていました。これにより、どの企業がホームページに関心を持っているかを可視化し、営業活動に直結する情報を提供することが可能になりました。

ウェブ解析でターゲット企業を特定する

ウェブ解析というと「ページビュー数」や「直帰率」といった数字を見るイメージがあるかもしれません。

しかし、BtoB企業の営業支援においては、「誰が見ているか」を把握することが重要になります。物流会社さまの事例では、アクセス解析ツールを活用して訪問者のIPアドレスから企業情報を特定する取り組みを行いました。

これにより、「製造業のA社が料金ページを3回見ている」「商社のB社が倉庫の所在地ページを確認している」といった具体的な行動データが得られるようになりました。
これらの情報を営業担当者と共有することで、「今週はA社にアプローチしてみよう」「B社は倉庫の場所を気にしているようだから、近隣の倉庫を提案してみよう」といった戦略的な営業活動が可能になりました。

組織単位のアクセス解析で見えたもの

組織単位でアクセス解析を行うと、個人単位の分析では見えなかったパターンが浮かび上がってきます。

物流会社さまの事例では、いくつかの興味深い発見がありました。一つ目は、同じ企業から複数の担当者がアクセスしているケースです。これは社内で検討が進んでいるサインであり、商談化の可能性が高いと判断できます。二つ目は、過去に商談が流れた企業が再びサイトを訪問しているケースです。

状況が変わって再度検討を始めている可能性があり、タイミングを見てアプローチすることで商談を復活させられることもありました。このように、ウェブ解析のデータは単なる数字の羅列ではなく、営業活動の「次の一手」を考えるための貴重な材料になります。ハマ企画ではこのデータを週次で整理し、営業チームに共有するレポート作成もお手伝いしました。

取り組みの成果と得られた効果

ウェブ解析を活用した営業支援を開始してから約6ヶ月で、物流会社さまには以下のような変化が見られました。

まず、営業活動の効率化が進みました。以前は手当たり次第にテレアポをしていた状態から、「関心を持っている企業」に絞ってアプローチできるようになったことで、営業担当者の負担が軽減されました。

次に、新規取引先の獲得につながりました。ウェブサイトを何度も訪問していた企業にアプローチしたところ、実際に倉庫の利用を検討していることがわかり、商談から成約に至ったケースが複数ありました。

さらに、社内のコミュニケーションが活性化しました。週次のレポートを共有することで、営業チーム内で「どの企業が有望か」という議論が自然と生まれるようになり、チームとしての一体感も高まりました。

このように、ウェブ解析は単なる数値分析にとどまらず、組織の営業力強化に貢献することができます。

中小企業がABMを始めるためのポイント

ABMというと大企業向けの手法と思われがちですが、中小企業でも取り入れることは十分に可能です。この事例から得られた、中小企業がABMを始める際のポイントをお伝えします。

最初に取り組むべきは、自社にとっての「理想の顧客像」を明確にすることです。業種、規模、地域、抱えていそうな課題など、取引したい企業の特徴を具体的に言語化してみてください。これがターゲット企業を選定する基準になります。
次に、ウェブサイトを「営業の入り口」として整備することが重要です。サービス内容や料金、対応エリアなど、見込み客が知りたい情報をしっかり掲載することで、関心の高い企業からのアクセスを集めることができます。
そして、アクセス解析ツールを導入し、どの企業がサイトを訪問しているかを把握できる体制を整えます。最初は無料のツールから始めても問題ありません。

大切なのは、「データを見て、次のアクションを考える」というサイクルを回し続けることです。

事業貢献型ウェブ解析

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ウェブ解析 ウェブ解析を使って成果の最大化 ハマ企画のウェブ解析はアクセス解析ツールを解析し、事業成果を出すためのボトルネックを抽出し戦略的な施策を提案いたします。

会社名:千葉の物流会社

業種:運輸業、郵便業、倉庫業
※業種は総務省告示に基づく日本標準産業分類に基づいています

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