あなたのサイト、どんなキーワードで検索されている？【Google Search Console】

2025年5月9日2025年5月19日

サーチコンソールって何？簡単に言うと何ができるの？

「Googleサーチコンソールって、入れてるけど正直よく見てないんだよね…」
そんな声をWebの現場でよく耳にします。
私も昔はそうでした。Googleアナリティクスだけで何となく「アクセス見えてるし、まあいいか」と思っていたのです。

でもある時、**「検索されているのにクリックされていない」**というページが大量にあることに気づき、そこからサイト改善が一気に進みました。

サーチコンソール（Google Search Console）は、
簡単に言うと**「あなたのサイトがGoogle検索でどう見られているか」がわかる無料ツール**です。

Googleが公式に提供しており、どんなキーワードで表示されたのか、何回検索結果に出て、何回クリックされたのか、ページがGoogleに正しく登録されているかなどいったことが分かるようになります。

Google Search Console は、Google 検索結果でのサイトの掲載順位を監視、管理、改善するのに役立つ Google の無料サービスです。Search Console に登録しなくても Google 検索結果にサイトが表示されるようにすることはできますが、Search Console に登録することで、Google のサイトに対する認識を理解し、改善できるようになります。
Google公式　Search Consoleヘルプより引用

GAとの違い：「来た人」ではなく「来る前の人」を見る

Googleアナリティクス（GA）は、サイトに“来た後の行動”を分析するツールで、サーチコンソールは、“来る前の検索行動”を可視化するツールということになります。

サーチコンソールはその昔「ウェブマスターツール」と呼ばれていた

元々はウェブマスターツールと呼ばれていました。しかし、大きな転機があったのは2015年。
Googleはより広い層にこのツールを使ってもらうため、UIを改善し、名称も「サーチコンソール」にリニューアルしました。
リリースがあった当時のGoogle　検索セントラルの記事
「”Google Search Console” – ウェブマスターツールが新しくなりました」

自分にとってはなんだか懐かしい話でもありますが、Googleにも歴史がありますね。

サーチコンソール登録方法をざっくり確認

登録は無料＆簡単です

まずGoogleアカウントがあれば誰でも無料で利用できます。

サーチコンソールにアクセス　します。

今すぐ開始をクリックしたら「プロパティを追加」をクリックしましょう。
すると・・・
「プロパティタイプの選択」という画面が出てきます。

「ドメイン」 or 「URLプレフィックス」のどちらかで登録します。
1つのドメインでいくつかのサイトを運営している場合には、「ドメイン」を選択すると運営している全てのサイトを一括で登録することができます。
自身のサイトが1つしかない場合や、ドメインが違う場合は「URLプレフィックス」を選択します。

続いて「所有権の確認」です。
Google Search Consoleで「所有権の確認」とは、登録したいウェブサイトが登録者の所有物であることをGoogleに証明する手続きのことです。登録者の所有物であると認められたたら、Googleからサイトに関する詳細データの閲覧・操作が出来るようになります。

これらのステップさえクリアできば、数日後からデータが見られるようになります。

基本画面は何がわかる？

検索パフォーマンス

クエリ（キーワード）、クリック数、表示回数等がわかります。

クエリというのはキーワードの事で、Googleの検索エンジンでどのようなキーワードで検索されたのか？
というものが実際に表示されます。
クリック数はそのキーワードで実際にクリックされた回数が表示されます。
表示回数はそのキーワードで検索したときに何回表示されたか？　の回数が表示されます。
掲載順位はそのキーワードで検索したときにGoogle検索の検索結果の何番目に表示されたか？　の順位が表示されます。

次にインデックス登録状況についてですが・・・
話が少々逸れます、すみません・・・w

そもそも「インデックスされる」とは？

WebやSEOの話でよく出てくる「インデックス」という言葉。
正直、最初はピンときませんでした。
私自身も「インデックスって何？検索のこと？」と戸惑っていた記憶があります。
結論から言うと、**インデックスとは「Googleのデータベースにあなたのページが登録されること」**を意味します。
「Googleからインデックスされる」「インデックスされた」なんていう言い方をよくします。
インデックスされないと検索結果にでてきません。
そうです、これをしないと始まらないのです。

インデックスされるまでの流れはこうなっています

クロール（巡回）
　Googleのロボット（クローラー）があなたのサイトを見に来る
インデックス（登録）
　内容がGoogleにとって有益だと判断されれば、検索データベースに登録される
ランキング（表示順位の決定）
　検索キーワードに応じて、検索結果にどの位置で表示されるかが決まる

この「クロール → インデックス → ランキング」の3段階が、検索結果に出るまでの大まかな流れです。

インデックスされない原因例

インデックスされない原因としていくつか理由がありますが、例に挙げると、
ページに「noindex」タグが入っている、robots.txtでクローラーをブロックしている、新規サイトで、まだGoogleが巡回に来ていない、他のページからリンクされておらず、孤立している、コンテンツの質が低い／重複していると判断されている・・・などがあります。

インデックス＝スタートライン

検索結果に出すためには、まずインデックスされていることが絶対条件です。
SEOを始めるにあたっては、まず「Googleに認識されているか」を確認しましょう。

インデックスされていないページをいくら改善しても、検索されることは永遠にありません。

だからこそ、サーチコンソールで「今、どのページが登録されていて、どれが外れているか」をチェックすることが、Web運用の第一歩となります。

インデックス登録状況

さて、横道にそれた話がやっと戻ってまいりました。
左メニューの　「インデックス作成」　の中にある　「ぺージ」というところをクリックするとインデックス登録状況がわかります。

自分のサイトのどのページがGoogleに認識されているかが分かります。
「インデックスされていないページ」や、「エラーが出ているページ」も表示されるので、検索結果に出ない原因の特定にも役立ちます。