難しい ウェブ解析士から計算と数字を理解する

計算と数字の理解はウェブ解析を業とすることで最低限のスキルです

ウェブ解析をすすめる時、分析と評価をするために必ず数字を使います。
その数字は予め用意された指標だけではなく、計算により生み出す指標もあります。

  • 売上の目標を達成するためにはGoogleからどのくらいのユーザが訪問すべきなのか?
  • 成約したユーザの中で再訪問したユーザは何割か?

四則演算と中学生レベルの数学(または算数)ができれば最低限理解できるレベルです。

ウェブ解析士の難易度 が上がった理由

Hans / Pixabay


毎年ウェブ解析士の難易度 が上がった、つまり難しくなったと言われています。
その理由として

  • 今まではウェブの用語を覚えた上で知識を広げていったというウェブ軸でした。
  • これからはウェブ解析に必要な手順・手続きを元に積み上げるという解析軸です。

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今までは用語を覚えれば合格できたウェブ解析士だけど…

Charly_7777 / Pixabay
これからはウェブ解析の手法が理解できないと合格できない、ウェブの用語は当たり前の知識で知っていて当然。
非ウェブ業界の方は、ウェブの用語を理解した上で挑む必要があります。
またウェブ解析の手法の中に存在する「数字」、昨年までは広告指標のための計算であったのに比べ、これからのウェブ解析士は上級ウェブ解析士で学んでいた、事業達成のための計画立案が含まれています。
 

ウェブ解析士 合格をするための計算式事例

セッション数を導く問題
前提条件:売上8,000,000(平均単価800,000)というビジネモデルに対して
転換率:コンバージョン率 1.00%、商談率 50.00%、受注率 25.00%
この場合、サイトセッション数はどの位必要でしょうか?
次の用な表をつくり、そして計算します。
計算表
考え方は簡単で
受注金額から単価を割った数が受注数、
受注数を書く転換率で割戻しします。
10=¥8,000,000÷¥800,000
40=10÷25%
80=40÷50%
8,000=80÷1%

ウェブ解析士 合格率よりも次の目標を目指し

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これはトレーニングのレベルです。
ウェブ解析を実践する場合、さらに考えます。
計算式02
セッションから売上を増やすためには120%必要です。
そのために差分を広告から補う場合、192,000円が必要となります。
この予算は売上の16%になります。
さらに疑問が出てきます。

  • 120%増やすと直帰率が増えるのではないだろうか?
  • 売上が増えて販売数が増えると経費が増えるのではないだろうか?
  • 16%は利益を圧迫しないのだろうか?

ウェブ解析士 では計算について「馴染んてもらう」トレーニングです。
実践ではさらに理解しなければいけないことがもっと沢山あります。
ウェブ解析士はまず合格することです。
合格率も気になりますが、ウェブ解析士協会がアナウンスしている合格率は累計の合格率です。
受講される皆さんは合格率という指標が気になる気持ちもわかります。
しかし、ウェブ解析を実践で取り扱うためにはもっと実践経験(場数)が必要なのです。
次の目標は様々です。

  • 資格はウェブ解析士までにしその先は独学で実践へすすむ
  • 上級ウェブ解析士をさらに学びそれから実践へすすむ

決めるのは皆さんです。
ただし「計算と数字の理解はウェブ解析を業とすることで最低限のスキルです」ということは理解してください。