初めてのウェブ広告運用 未経験の新入社員がやっていること

ウェブ広告運用に関わったきっかけ

はじめまして。専門学校を卒業したばかりの20歳、新卒社会人です。今日は「ウェブ広告運用」について、私の経験をお話しします。

実は私、もともとウェブデザインを専門学校で勉強していたんです。専門学校では、グラフィックデザインや写真、動画編集も学びました。在学中にウェブクリエイター能力認定試験 スタンダードを取得しました。卒業する頃、「デザイン以外の世界も見てみたいな」って思いました。

そんな時に今の会社の求人を見つけて。「マーケティングって面白そう!」と思って応募しました。そしたら、ウェブ広告の運用をやることになりました。

ウェブ広告運用の世界に飛び込んだ時、正直なところ頭が真っ白になりました。管理画面は複雑で、専門用語がたくさん出てくるし、毎日のように新しい機能や仕様変更があるんです。「私にできるのかな…」と不安でいっぱいでした。

特に困ったのは、広告運用の専門知識がまったくなかったこと。専門学校ではウェブデザインを学んでいたけど、広告運用はまた別物。急に数字と向き合う日々が始まって、データ分析という言葉を聞いただけで頭が痛くなりそうでした。

私の課題

専門学校で広告画面や解析ツールを扱った経験が全くなく、私にこの業務が務まるのかと不安でいっぱいでした。
実際に作業は手慣れないツールで何度も失敗をして、初めてすぐなのにこんなにも自分はできないのかと挫折しそうにもなりました。
毎日同じような質問ばかりしている自分が嫌になることも何度もありました。
ですが、せっかく新しいことに触れられるならしっかりとスキルをものにしたいと思い頑張りました。

少しづつ楽しくなってきた

毎日作業をしていて新しい作業をお願いされても気が付くと少しワクワクするようになっていたんです。
上長から丁寧に作業の方法を教えていただいて最初は出来なかったのですが少しづつできるようになって自信がついてきました。
新しい知識を得ることができるとポジティブに考えるようになりました。
そうして今でも毎日広告の定点をして気づきや改善点を探すようになりました。

広告運用、具体的な内容

ここからは、私が実際にやっている広告運用の仕事について、もう少し詳しくお話しします。

検索語句のクリーニング

朝一番にやるのが、検索語句クリーニングです。これは、配信している広告の趣旨からずれているキーワードや、競合の名前などを除外する作業です。

例えば、私たちが販売している商品が「オーガニック野菜」だとします。でも、「農薬 野菜」というキーワードで私たちの広告が表示されてしまったら、それは明らかに趣旨が違いますよね。そういったキーワードを見つけて、除外リストに追加していきます。

この作業は地道ですが、とても重要です。適切なキーワードで広告が表示されることで、本当に興味のあるユーザーにリーチできるからです。最初は「これって本当に意味あるの?」と思っていましたが、徐々にその重要性が分かってきました。

定点チェック

検索語句のクリーニングと並行して行うのが、広告パフォーマンスの監視です。表示回数、クリック率、コンバージョン率など、様々な指標を毎日チェックします。

最初は、これらの数字が何を意味しているのか、さっぱり分かりませんでした。でも、上長に教えてもらいながら、少しずつ理解を深めていきました。例えば、クリック率が急に上がったら「何か良いことがあったのかな?」と考えるようになりました。逆に、コンバージョン率が下がっていたら「どこか改善の余地があるかも」と、問題意識を持つようになりました。

この日々の監視を通じて、広告の調子が良いか悪いかを判断する「勘」のようなものが少しずつ養われていく気がします。

分析

定点チェックだけでなく、もう一歩踏み込んだ分析も行います。特に力を入れているのは、どのようなキーワードでコンバージョンが獲得できているかを分析することです。

ここで大活躍するのが、Looker Studioというツールです。最初は使い方に戸惑いましたが、今ではこのツールなしでは仕事ができないくらい重宝しています。過去のデータを可視化して、「あ、このキーワードが意外と効果的だったんだ」といった発見があると、本当にワクワクします。

月1の除外キーワード整理

毎日のキーワードクリーニングを続けていると、除外キーワードがどんどん増えていきます。でも、保存できる数には上限があるんです。そこで月に1回、大掃除のように除外キーワードの整理をします。

重複しているキーワードや、似たような意味のキーワードをまとめたり、もう必要なくなったキーワードを削除したりします。この作業は少し退屈に感じることもありますが、整理が終わった時のすっきり感は格別です。

定点報告書作成

定点報告書作成

一日の締めくくりとして、定点報告書を作成します。この報告書には、その日に気づいた変化や問題点、改善案などをまとめます。

例えば、「A社の広告アカウントのコンバージョン率が前週比で20%上昇」といった良い変化や、「B商品の広告のクリック率が低下傾向にあるため、広告文の見直しが必要」といった改善点を記載します。

最初のうちは、何を書けばいいのか分からず、上長に「もっと具体的に書いて」と何度も指摘されました。でも、回数を重ねるうちに、「これは報告すべき」という判断基準が少しずつ分かってきました。今では、この報告書作成が一日の振り返りの良い機会になっています。

さらにウェブ広告を身につける実践

日々の管理・監視業務に慣れてくると、次は広告そのものを改善したり、新しい広告を作ったりする仕事にも挑戦します。

さらにウェブ広告を身につける実践

広告の改善

毎日の定点観測で「このアカウント、ちょっと調子悪いな」と感じたら、改善に取り組みます。

面白いのは、競合分析から始めるところです。競合のランディングページ(LP)を細かくチェックして、どんなキーワードを使っているのか、どんな訴求をしているのかを分析します。これは少し探偵のような気分になれて、結構楽しいんです。

そして最近では、AIの力も借りています。競合から抽出したキーワードを基に、AIに新しい広告文を提案してもらうんです。AIの提案をそのまま使うのではなく、それを参考にしながら人間の感覚で微調整していきます。この人間とAIの協働作業が、今のトレンドなんだなと実感しています。

設計

新しい広告キャンペーンを始める時は、まず設計から入ります。これは広告の設計図を作るようなもので、各キャンペーンごとに異なる構成を考えます。

具体的には、広告の見出しや説明文を考えるのですが、ここでもAIの助けを借りています。商品のLPから情報を抽出し、AIに広告文の案を出してもらいます。でも、AIの提案をそのまま使うわけではありません。AIの案を基に、私たち人間が細かい調整や改善を加えていきます。

この過程で、「こんな切り口もあったんだ」と新しい発見があったり、「これはちょっと言い過ぎかな」と判断を下したりと、クリエイティブな作業を楽しんでいます。

新規広告の立ち上げ

設計が終わったら、いよいよ新しい広告の立ち上げです。ここが一番緊張する瞬間かもしれません。

設計段階で作った見出しや説明文を実際の広告に落とし込みます。そして、広告に使う画像を選んだり、予算を設定したり、どの地域に広告を配信するかを決めたりします。

初めて自分で立ち上げた広告が実際に配信されたときは、本当にドキドキしました。「うまくいくかな」「間違いはないかな」と、何度もチェックしてしまいます。でも、その広告でコンバージョンが発生したときの喜びは格別です。自分の仕事が直接成果につながったと実感できる瞬間ですね。

まとめ

ウェブ広告運用の世界、最初は本当に大変でした。でも、日々の努力と上長の丁寧な指導のおかげで、少しずつですが成長できています。

毎日の管理画面チェックから始まって、データ分析、広告の改善、新しい広告キャンペーンの立ち上げまで。一つ一つの経験が、私の自信になっています。

まだまだ分からないことだらけですが、それが逆に面白いんです。新しいことを学べる喜びを感じながら、日々頑張っています。

ウェブ広告運用の世界は常に変化しています。だからこそ、柔軟な姿勢と学ぶ意欲が大切。私も、これからもっともっと成長していきたいと思います。

この記事を読んでくれた皆さんも、ぜひウェブ広告運用の世界に興味を持ってみてください。きっと、新しい発見があると思います。一緒に、デジタルマーケティングの世界で頑張りましょう!

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