毎日投稿している「初めて学ぶウェブ解析」第13回です。
前回の第12回では、広告効果測定の設計をまとめました。
今回は、ウェブ解析をするにあたって行う「設計」の「ソーシャルメディア解析」について詳しく解説します!
まず運用目的を設定します。
ソーシャルメディアを用いる場合、「どんな目的で/誰に/どうやって」という具体的なコンテンツ方針を決めることは重要です。
ソーシャルメディアでは、共感を得られるようなコンテンツを発信することで数多くの拡散やエンゲージメント(いいね!やコメント、動画再生などのユーザーが肯定的な反応をしてくれる割合)が増えるのですしかし、コンテンツ自体の共感を得られても商品を購入するなど実際に事業成果へ直結しない限り、効果があるとは言えません。
ソーシャルメディアを活用して事業成果を上げるためにはどうしたらよいでしょうか?
目次
ソーシャルメディアとは、個人が情報を発信・受信することができる媒体のこと。
マスメディアは「一方的に情報を発信する」媒体ですが、ソーシャルメディアは「相互に情報を発信する」媒体のため、双方向にコミュニケーションが取れるのです。
主に、TwitterやInstagram、Facebookなどが挙げられます。
まず、ソーシャルメディアとSNSの違いを簡単に説明します。
ソーシャルメディアは、個人が情報を発信・受信することができる媒体のことで、あらゆるSNSの総称です。
一方でSNSは、サイトに登録しているユーザー同士がコミュニケーションを取り合うためのコンテンツツール(プラットフォーム)です。
ソーシャルメディアは、どんな目的で用いるかで活用方法が変わってきます。
はじめに、自社のソーシャルメディアに対する目的について確認します。
目的は次の3つに分けられます。
この3つはどれか1つのみを目的にするのではなく、複数を組み合わせたり、フェーズ(プロジェクトの1区切り)ごとで切り替えるなど、その場に合わせて行います。
目的別の設計を行うことは重要。
ソーシャルメディアを活用し、ユーザーからコンテンツ自体の共感を得られても、肝心の認知度やブランド力が上がらないと効果があるとは言えません。
これはユーザーが認知し、商品を購入するまでの一連の流れが成立することで事業成果へ直結してくるからです。
ソーシャルメディアは、「どんな目的で/誰に/どうやって」発信するかという一貫性を持ち、具体的にコンテンツ方針を決めることが重要になってきます。
そうすることで、共感を得られるコンテンツを発信でき、ユーザーの肯定的な反応が増えるからです。
しかし実際は、自社に対する認知度やブランドイメージを上げ、ユーザーに商品を購入してもらわないと、事業成果は上がりません。
だからこそ、ソーシャルメディアはユーザーとの関係性が大切になってくるのです。
そのためにも、「普段からユーザーに近いメディア」であるソーシャルメディアを理解した上で上手に活用し、ウェブ解析へ役立てましょう!