毎日投稿している「初めて学ぶウェブ解析」3回目です。
記事では何度も書いている通り、ウェブ解析の目的は「事業成果を挙げること」です。
ウェブ解析には、理解しておくべきことが2つあります。
1つ目はアクセス解析を可能にしているインターネット技術の基礎について、2つ目はウェブ解析の基本的な用語や指標についてです。
今回は、ウェブ解析を学ぶ上で大切になってくるこの2つを中心に詳しくまとめます。
目次
Google Chrome,Microsoft Edge,Safariなどのウェブサイトを閲覧するソフトウェアのこと
ユーザーからウェブブラウザーにURL入力してサイトのウェブサーバーにアクセスすること
ウェブサーバーとのやりとりを自動的に記録したファイルのこと
(パソコンやスマートフォンに関わらず、全てのウェブブラウザーに記録される)
本来はサーバーのシステム調査をするために使用されていたアクセス解析ですが、現在ではマーケティングのための解析に応用されています。多くのアクセス解析ツールでは、ログデータを解析しやすいように集計や絞り込みができるようになっています。そのための4つの視点です。アクセス解析のみならず、さまざまなウェブ解析ツールで使用されています。
データの項目(日付別やページ別、流入元別など属性を分類してデータの集計をする)
*流入元…どこからアクセスしたのか分析しやすく種類別にしたもの
データの指標
(ページビュー数や直帰率、滞在時間などの数値を状況判断・評価する)
データの選別
(原因探るために特定の条件に合うデータを含めたり除外して集計する)
データの抽出(データとして記録されるユーザーの行動を特定の条件で絞り込む)
ほぼすべてのウェブ解析データは、この4つで整理できます。一見、複雑そうに見えるさまざまなデータもポイントを押さえるだけで分かりやすくなります。
ページの閲覧をカウントした数値
ユーザーがウェブサイトにアクセスしてから閲覧、離脱するまでの一連の行動をカウントした数値
一定期間にウェブサイトを訪れたユーザーの数値
サイトの入り口となっている1つのページのみを見てサイトを離れた数値
サイト全体の直帰率(%)=(直帰数÷セッション数)×100
ページごとの直帰率(%)=(ページで直帰した数÷閲覧開始数)×100
ウェブサイト外へ移動して離脱、ブラウザを閉じてセッションが切れる行動数値
離脱数はページごとに判断される/離脱率はページビュー数ごとに計算する
離脱率(%)=(離脱したページビュー数÷ページビュー数)×100
該当ページの平均滞在時間・サイト内に滞在した平均セッション時間
ウェブ全体のセッションのうちでコンバージョンを達成した割合
コンバージョン率(%)=(コンバージョン数÷セッション数)×100
ユーザー数はウェブサイトにアクセスした人数ではなく、ウェブブラウザや端末ごとのカウントした数値のことです。間違いやすいため、要注意!
一方で、セッション数はリセットされる条件が「滞在時間が30分経過」「日付をまたぐ」「外部サイトの参照元」であるため、何回アクセスしてもカウントされます。
広告効果測定でインターネット広告が表示された回数
バナーやリンクがクリックされた回数でセッションごとにカウントされる
広告にかかった費用のこと
ウェブページ上に広告が表示された回数の中で広告がクリックされた割合
CTR(%)=(クリック数÷インプレッション数)×100
広告の表示で得られるユーザー1回あたりのコスト
CPC(円)=広告掲載費用÷クリック数
*ホームページを見られたら、掲載している企業にお金がかかる
商品購入、会員登録などの利益に繋がる成果を1件獲得するのに費やすコスト
CPA(円)=広告掲載費用÷コンバージョン数
他にも、ソーシャルメディアのアカウントで指標を測定する「ソーシャルメディアに関する指標」や「ビジネスに関する指標」があります。
ユーザー数はウェブサイトにアクセスした人数ではなく、ウェブブラウザや端末ごとのカウントした数値のことです。間違いやすいため、要注意!
一方で、セッション数はリセットされる条件が「滞在時間が30分経過」「日付をまたぐ」「外部サイトの参照元」であるため、何回アクセスしてもカウントされます。
データを解析しても結果を読み間違えてしまうことで大きな損失に繋がってしまうかもしれないため、ウェブ解析を行うにあたって数字の変化、指標の値がそれぞれどのような状態であるかを理解することはとても重要です。
私と一緒に、インターネット技術の基礎と基本的な用語や指標について正しく解析できるようになりましょう!
このコンテンツはハマ企画の新入社員が毎日会社で学んでいるウェブ解析。
ウェブ解析士協会の公式テキストに基づいて学んだこをとアウトプットしているコンテンツです。