アクセス解析レポートの作り方 やってはいけないことは

やってはいけないアクセス解析レポートの書き方

今更…とは思いながらたまに見かけるやってはいけないアクセス解析レポートについて、少しご案内いたします。
いくつかのポイントをお伝えします。
このポイントを抑えれば、素晴らしさアクセス解析レポートを作ることができます。

アクセス解析レポートのページ数を増やして厚さで勝負する

plentyofants my dictionary having crossed into italy, i put away my french-english dictionary and took out my italian one

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アクセス解析レポートは辞書でも業務報告書でもありません
厚みが勝負するのはお門違い、紙の無駄です。

1ページに沢山の情報が入ってしまいまとまりが見えない

あなたがパワーポイントなどでアクセス解析レポートをつくる場合、1ページ1チャート毎、言いたいことをまとめましょう。
1チャートとは、表であったりグラフであったり。
集客の解析レポートであるならば集客についての報告レポートにとどめ、
集客の中からOrganic Searchをレポートしたいのならば次のページでレポートしましょう。
また、1ページ毎で完結させた方がよく、次のページを見なければわからないものは、見る側の意識が集中できなくなります。

そこにないことが書かれている

Leo Hidalgo Hide and seek

Leo Hidalgo
Hide and seek


例えば、「参照元レポートでディメンションがデフォルトチャンネル」だけなのに
「ランディングページ」のことを語ってはいけません。
語るのならば、語るだけの素材が必要。
レポートに書く内容は目の前にあるデータのことだけです

みたらわかる、So What!(だからなに?)

時系列レポートに多い「9時にセッションがあがりお昼はお昼休みに入り夕方にまたセッションがあがる」
みてわかるような解説はしないように。
これを変えるならば、B2Bの典型的な行動です。
「夕方にセッションがあがるのは翌日の発注行動を行うためにです。
さらに深掘りするために、商品毎の時系列レポートを次のページで解析いたします」など

事業成果・業務改善を導く気付きが必要だから

アクセス解析のレポートは、対象となる事業の成果または事業改善に導く必要があります。
アクセス解析レポートをつくらなくなってきた今、それでも価値のあるアクセス解析レポートを提案するのであれば
Googleアナリティクスの指標をそのまま掲載するのではなく、事業と親和性の高いレポートに仕上げる必要があります。
Webアナリスト、ウェブ解析士として価値のある仕事をすすめてください。