検索順位の自動チェックツールはGoogleの利用規約に違反している(機械生成トラフィック)
Googleからユーザを集めたい人にとって、検索順位チェックツールはとても魅力的。
キーワードの順位をKPI(目標)にしている企業にとっては大切なツール。しかしGoogleは利用規約違反としています。
目次
コンテンツマーケティングをすすめる上で、コンバージョンが明確ではない場合、検索順位はひとつのKPIであり意識をしたい指標です。
少ないキーワードであればキーワードチェックサイトを使うことで解決することが可能。
しかし実際コンテンツマーケティングでユーザー設計をすると膨大なキーワードが必要となります。
その膨大なキーワードをひとつずつキーワードチェクサイトで調査すること非効率であり、
本来すべきコトに対応できなくなってしまいます。
そこでキーワードチェクツールです。
キーワードチェクツールを使うと膨大なキーワードを同時に自動で調査することが可能です。
それによりキーワードの変動率を調査することが可能なのですが…
実はキーワードの自動チェックツールはGoogleの規約違反となります。
どういう意味なのか?
検索順位を自動チェックするツールは、ツールに登録されたキーワードをGoogleへ調査依頼をします。
調査依頼の一連の動作をクエリといい。
クエリを自動化したものを自動化クエリと定義しています。
検索順位の自動チェックツール は Google側にとっては自動化されたクエリとなるわけです。
以前は「自動化されたクエリ」として記載されていましたが現在は「機械生成トラフィック」として記載されています。
機械生成トラフィックは、リソースを消費し、ユーザーに最適なサービスを提供する妨げとなります。 自動生成トラフィックの例としては、次のようなものが挙げられます。
- Google への自動生成クエリの送信
- ランキングの確認を目的としたスクレイピングや、明示的な許可なく Google 検索に自動アクセスするその他の行為
このような行為は、Google のスパムに関するポリシーおよび Google 利用規約に対する違反となります。
機械生成トラフィック – Search Console ヘルプ
これは品質に関するガイドラインの中の解説。
自動化されたクエリを許してしまったら、Googleのサーバーに大変な負荷がかかってしまいます。
それでも、Googleのキーワード順位は気になる所、どうしても検索順位が知りたい場合
Google Search Consoleを利用しましょう。
Google Search Consoleの検索パフォーマンス画面から平均掲載順位を選べば、順位が表示されます。
この方法が一番はやくざっくり調べられます。
ただし、Search Consoleの画面仕様上なかなか知りたい情報が得られない場合は、Google Looker Studioを利用します
GoogleLooker StudioでGoogleSearchを連携すると、自分の取得した情報がいつでも確認することができます。
下のGoogleLooker Studioは自社内の検証用に設計しました。
クエリと順位とクリック数などを並べます、クエリ検索もできるのでとても便利です。
検索順位の自動チェックツールで利用規約に違反したらどうなるのか…
しばらくの時間 Google検索が使えなくなります。
google検索時に確認認証を求められる件について – Google 検索 Community
Googleで検索する都度に確認認証が出てきます。
通常の検索であれば比較的早目に復活しますが、シークレットモードなどで検索をするとかなり何度も何度も確認認証を受けます。
実質はGoogle検索が使えなくなっているのと同じです。
検索順位を知りたいからと自動チェックツールを使うことは、基本Googleの利用規約に違反しています。
違反をすると、Googleの検索は使えなくなってしまいます。
Googleはあなたのものだけではありません、みなのものですGoogleで検索順位をチェックする場合は節度をわきまえて…
このコンテンツは2017年5月1日に公開されたものをリライトしています。