こんにちは。入社して5か月が経ち、日々の業務にも少しずつ慣れてきた頃、初めての「取材コンテンツ」の制作に挑戦することになりました。
今回取材したのは、とある試食会のイベントです。広告運用やWebサイトの更新作業など、普段はデスクワーク中心の私にとって実際に現場へ足を運んで記事を書くのは初めての経験でした。
この記事では、取材型コンテンツとは何かという基本的な考え方から事前準備など、私自身の経験をもとに振り返りながらまとめています。これから初めて取材に挑戦する方の少しでもヒントになれれば嬉しいです。
取材型コンテンツとは

取材型コンテンツとは、誰かに話を聞いたり現場に足を運んだりして自らの体験やインタビューをもとに構成された記事のことです。
ネット上の情報を整理して書く「まとめ記事」とは違い、実際に会話の中で聞き取った言葉やその人の考えやその場の雰囲気を中心に記事が作られるため、独自性や説得力があるのが特徴です。
こうしたリアルな情報を通して、読み手は共感したり、新しい視点を得たりと単なる事実以上の“気づき”を得られるのも魅力のひとつです。
取材型コンテンツの目的が大切なわけ

取材型コンテンツを作るうえで、最初に明確にしておくべきなのが「なぜ取材をするのか」という目的です。
単に話を聞いてまとめればいいというわけではなく、どんなメッセージを読者に届けたいのか、どの視点で記事を組み立てるのかといった“軸”があることで取材の内容にも深みが生まれます。
目的が曖昧なまま現場に向かってしまうと、何を質問すべきかがぼやけてしまい、あれもこれもと情報だけが並んでしまうこともあります。逆に「このイベントの雰囲気を伝えたい」「商品に込められた想いを届けたい」といった明確な意図があるだけで、聞く内容も注目するポイントも自然とまとまってきます。
また、取材が終わって記事にまとめる段階でも、この“目的”がしっかりしていると、どの情報を中心にして何を削るべきかという判断がしやすくなります。情報が多くなりがちな取材型の記事だからこそ、最初の段階でしっかりとゴールを決めておくことが結果として読みやすく伝わるコンテンツにつながると感じました。
取材型コンテンツで必要な事前準備

取材型コンテンツを制作するにあたっては、現場に向かう前の事前準備が欠かせません。実際に足を運んで話を聞く、というのは思っている以上に瞬時の判断が求められる場面が多く、事前の情報整理や構成のイメージがあるかないかで、当日の落ち着き方がまるで違います。また、限られた時間の中で効率的に質問や撮影・記録を行うためにも、事前の段階で方向性を定めておくことが重要です。
取材対象を調べる
まず取材前には、対象に関する情報を事前に把握しておくことが不可欠です。公式Webサイトで基本情報や理念、サービス内容を確認し、過去のニュースリリースやブログ記事などから活動履歴や発信の方向性を掴みます。
さらにGoogle検索も活用し、他メディアで取り上げられた記事やレビュー、インタビューなどがあれば目を通しておくとよいかと思います。
このように多角的に情報を集めることで、取材当日に的確な問いができるだけでなく、相手の本音や想いを引き出す土台をつくることができます。
記事構成を考える
記事の大まかな構成を取材前に想定しておくことも準備の一環として非常に有効です。どのようなテーマで記事をまとめるのか、導入では何を伝え、どのような流れで情報を展開していくのかをあらかじめ整理しておくことで取材当日の進行や質問の組み立てがしやすくなります。
構成を意識しておくことで、「この質問はどのセクションで使うか」「この写真はどこに活用できるか」といった判断が明確になり、取材内容を効率よく記事化することが可能となります。
取材型コンテンツの当日進行

当日の流れとして、かなりの商品があったので「写真撮影(約5分)➡試食(約10分)➡メモ(約5分)」の繰り返しでした。また、試食の際にお話が聞けるときもありました。
当日は思っていた以上にバタバタでした。今回は試食会の現場だったので食べながら話を聞いたりメモを取ったりと手も頭もフル回転…。特に味の感想をメモしようとしても気づけば次の料理が運ばれてきていたりして、味のリセットの時間が短く、メモを取るタイミングも難しかったです。
質問リストは事前に用意していなかったので、その場の流れに任せて会話を聞いていました。
「あのことも聞いておけばよかったな…」と思う場面もあり、やはり最低限の質問は用意しておくべきだと強く感じました。
写真撮影も工夫するのに大変で、商品の魅力がちゃんと伝わるように光の角度や影の位置を調整しながら何枚も撮影しました。中でも商品だけでなく背景にも気を配った構図の写真は、あとから見返して「これにしてよかった」と思える1枚になりました。
取材型コンテンツの書き方

取材が終わると、そこからは文章としてまとめていく作業が始まります。集めた情報をどう整理し、どんな順番で伝えるかによって記事全体の伝わり方が大きく変わってきます。
まず最初に考えるのは、「この取材で一番伝えたいことって何だろう?」という部分です。
集めた情報は、話の内容・商品情報など色々ありますが、それを全部詰め込むとかえって読みにくい記事になってしまいます。大事なのはどこに焦点を当てるかを決めて、そこから話を組み立てていくことです。
あとは、書きながら「これは読者にどう伝わるかな?」という視点を忘れないようにしました。たとえば、ただの説明にならないように自分がその場でちょっとした感じたことや印象的だった会話を添えることで、記事全体に温度感が出てくる気がします。
とはいえ、感想を入れすぎても読みにくくなるのであくまで“入りすぎない程度”に…。読者にとって分かりやすく、でも伝えたいことがちゃんと伝わる、そんなバランスを意識しながら完成に近づけていきました。
書き方に正解はないかもしれませんが、構成と視点をちゃんと決めて文章に「自分が見た状況」を込められると少しだけ伝わる記事に近づく気がしています。

取材型コンテンツについての反省点

初めての取材を終えて感じたのは、現場に入ってみないとわからないことが本当に多いということです。事前に頭の中で準備はしていたものの、当日になってみると「あれもこれも、、」と思う場面がいくつもありました。
特に反省点として残っているのは、質問をしっかり決めていなかったことです。
「話の流れで聞けるだろう」と思っていたのですが、現場では思った以上に時間が早く過ぎてしまったり、その現場に慣れるのに精一杯になってしまって「聞きそびれた」ということもありました。
とはいえ、こうした気づきがあったからこそ、次に向けての改善点も明確になりました。「何を目的に取材するのか」「そのために何を聞くのか」「どんな情報が記事に必要か」という視点を持って、次の取材では悔いのないように準備して臨みたいと思います。
今後の取材に向けて、準備と視点を磨いていこう

初めての取材を通して感じたのは、反省や気づきしかなかったということです。でも、その反省点が次につながるヒントになっているとも思います。
たとえば、どんな目的で取材に行くのか、どんな情報を引き出したいのかをもっと明確にしておけばよかったです。記事としてまとめることまで見越して、質問や写真、メモの取り方を工夫しておけば、もっと伝わる記事にできたかもしれないという後悔もありました。
ただ、取材というのはやってみないとわからないことばかりで初めから完璧にできるものでもないと思います。だからこそ、次に活かせるように準備の段階で意識するポイントを考えておくことが大事だと感じました。
現場での「見る力」や「聞く力」、そしてそれを文章として伝える「構成力」や「表現力」、、。そうした視点を少しずつ磨きながら次はもっと良いコンテンツが作れるようにチャレンジしていきたいと思います。


