Webサイトの月額保守とは?契約前に知っておきたい費用相場と選び方

ホームページの保守とは、「正常な状態を保ち、問題が起きないよう維持・管理すること」。
公開したあとも、Webサイトにはさまざまな作業が継続的に必要です。

ホームページを安定して運用し続けるためには、サーバーやドメインの管理、システムのアップデート、セキュリティ対応、表示や動作の確認、そして日々の情報更新や改修など、多岐にわたる保守作業が欠かせません。
特にWordPressなどのCMSを導入している場合、定期的なバージョンアップやプラグイン管理が重要になります。

私たちハマ企画では、横浜を拠点に20年以上にわたり、多くの中小企業やサービス業のお客様のWebサイトを支えてきました。
単なる「修正対応」ではなく、トラブルを未然に防ぎ、サイトを安心して使い続けられるように整えること。それが私たちの考える保守です。

目次

ホームページ保守とはどんな作業か?

ホームページ保守とは、日々の更新やデザイン変更とは異なり、Webサイトが常に安全で快適に使える状態を維持するための、いわば“縁の下の力持ち”のような存在です。

具体的には、ドメインやサーバーの契約・更新管理をはじめ、SSL証明書の期限管理、WordPressのアップデート作業などが該当します。また、リンク切れや表示の乱れをチェックし、スマートフォンや最新のブラウザでも問題なく閲覧できるよう調整する作業も含まれます。

こうした保守作業を怠ると、突然サイトが見られなくなったり、ユーザーのブラウザに警告が出たりすることがあり、企業の信頼性にも大きな影響を及ぼします。

保守費用の目安とパターン別の例

保守費用の目安と対応内容(比較表)

保存方法月額費用の目安主な内容特徴・注意点
自社対応約2,000〜3,000円ドメイン管理
レンタルサーバー契約
無料または有料SSLの導入
・コストは抑えられるが、技術対応の負担あり
・障害対応に時間と人手が必要
外部委託(標準)約10,000〜50,000円CMSの更新
SSL更新
障害時対応
アクセスレポート作成など
・対応範囲が広く、安定した運用が可能
・トラブル対応の安心感がある
外部委託(高度)約50,000〜100,000円以上上記に加え
Webマーケティング支援
改善提案
UI/UX最適化など
・マーケティング視点での改善も可能
・中長期的に成果を狙う企業に最適

保守にかかる費用は、その対応範囲や体制によって大きく異なります。たとえば、自社で最低限の作業を行う場合、年間のドメイン費用は1,500円前後、レンタルサーバーの月額は1,000円程度、SSL証明書は無料で済ませることもあれば、年間1万円ほどかかることもあります。これらを合算すると、月額で2,000円から3,000円程度に収まるケースが多く見られます。

ただし、WordPressのアップデートや表示崩れの修正、障害対応が発生した際には、社内での対応が求められ、そのたびに時間的・人的コストがかかってしまうという課題もあります。

一方で、外部の専門業者に保守を依頼する場合、相場としては月額1万〜5万円が一般的です。たとえば、月額33,000円の契約で、CMSの更新、障害発生時の対応、SSL証明書の更新、月次のアクセスレポート作成などが含まれているケースもあります。また、Webマーケティングのサポートや改善提案まで含む場合は、月額5万円〜10万円以上になることも珍しくありません。

このように、費用は一見高く感じるかもしれませんが、突発的なトラブルやセキュリティ対応を含めて考えると、外注による安心感や業務効率の向上は大きなメリットとなります。

自社対応と外注、それぞれの選び方

「どこまでを自社で行い、どこからを外部に任せるべきか」という点で悩む企業は少なくありません。
社内にWebに詳しいスタッフがいて、時間も確保できる体制であれば、保守を内製化する選択肢も十分に現実的です。しかし実際には、多くの企業でWeb担当者は他の業務と兼任していることが多く、トラブル時に迅速な対応が難しいという課題があります。
外部に保守を委託することで、技術的なトラブルにもすぐに対応してもらえる体制が整い、社内のリソースを本業に集中させることができます。加えて、最新のセキュリティ対策やユーザー体験向上のための改善提案など、自社だけでは見落としがちな視点を取り入れることも可能になります。

保守契約の際に注意しておきたいこと

保守契約を検討する際に最も重要なのは、料金だけにとらわれず、「どこまでが契約に含まれているか」をしっかり確認することです。
たとえば、契約金額が安くても、ページの修正はすべて別料金だったり、障害対応は平日のみ・別途見積もりという場合もあります。軽微な更新と見なされる作業の範囲や、緊急時の対応体制、定期レポートの有無など、事前に確認しておかないと、いざという時に対応してもらえないという事態にもなりかねません。
信頼できる業者であれば、契約内容を明確に提示し、予算や目的に応じて最適なプランを提案してくれるはずです。不安な点は必ず事前に質問し、「任せて安心できるかどうか」という視点で判断することをおすすめします。

保守は現状維持ではなく、未来への備え

ホームページの保守は、ただ現状を維持するだけの作業ではありません。むしろ、将来的なトラブルを防ぎ、Webサイトを企業の資産として活かし続けるための大切なプロセスです。
たとえば、事業内容の変更や新サービスの開始に合わせて、Web上の表現も変える必要が出てきます。ユーザーの閲覧環境が進化する中で、スマートフォンへの最適化やアクセシビリティの強化が求められることもあります。こうした変化に柔軟に対応し、機会損失を防ぐためにも、保守は一度決めたら終わりではなく、定期的に見直すことが必要です。

ハマ企画が大切にしている保守の考え方

ここまで、ホームページ保守の役割や費用の考え方、委託と自社対応の違いについて解説してきました。Webサイトは「作って終わり」ではなく、日々の運用と保守こそが、その価値を高めていく鍵となります。
みなさんのサイトは、今のままで本当に安心できる状態でしょうか?
もし少しでも「このままで大丈夫かな」と感じたなら、それは見直しのタイミングかもしれません。
ハマ企画では、ホームページの保守をはじめ、運用・改善・マーケティングまで一貫してサポートする体制を整えています。技術的なことから運用の悩みまで、お気軽にご相談ください。

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