事業の領域とウェブマーケティングの関係性

事業の領域とウェブマーケティングの関係性

社員が5名で事務員さんも年収1,000万円という会社があります。
つまり全社員1,000万円以上の年収。
その経営者の話がウェブマーケティングに通じるものもあり。
実直に実践を素直に続けること。
ウェブマーケティングもビジネスも近道はありません。
これを続けていれば一定の集客ができ、成果も出るようになります。
この経営者さんの話を聞いてきましたが
そこからいくつかの気づきをここに共有します。

どの事業領域(ドメイン)で戦うのか

不動産にしても雑貨販売にしても、ユーザの価値の視点から考えると
同じ領域というものはありません。
必ず自社の価値が出せる、勝てる領域というものがあります。
ここの会社は大手が手をつけない、領域(単価の安い)ところを攻めて
ノウハウを構築し、その後 単価軸でみた領域を高単価に引き上げました。
ノウハウがあることで他社が真似できなくなったわけです。
安い単価の商材を始はじめた時は全体の売上の3割以下でしたので、
ある程度他の商材で担保を持ちながら成長をさせたということです。

  • レッドオーシャン
  • ブルーオーシャン

戦略でよく聞く言葉です。
単にブルーオーシャンだけを探してしまうと、実はそのオーシャンは
レッドオーシャンであって戦って誰もいなくなったのでブルーオーシャンに見えるだけということがあります。
本来のブルーオーシャンは競合がいない のではなく、
自社の価値をのばせるオーシャンです。
オーシャンを領域と考えて
自社が戦う場所を探します。
弊社がこの数年取り組んできた事業領域は
不動産に関連する周辺のコンテンツマーケティングでした。
それは、不動産業界が広告依存型であるのと、弊社自信不動産業界に強いということです。(ただし取引額の低い業物仲介を除く←すでに不動産業界用語)

ビジネスチャンスの探求

ひとつのビジネスを極めて、実直に実践を素直に続けること
そのことが探求です。
そこには必ず気づきがあります。
気づきをいち早く発見して、強みにする。
この会社さんは、他社の弱みを自社の強みに変えたため、多くのビジネスチャンスが出てきました。
弊社では最近、おもしろいクロスオーバーなビジネスが出てきました。
アクセシビリティ+ウェブ解析+教育
ウェブ解析は資格があるぐらいですので、認知度はあると捉えています。
アクセシビリティは国で定められていても、まだハードルが高く専門業者のいない事業領域
弊社はこれらのあわせ技をつかってビジネスチャンスを掴みました。
これは実直に実践を素直に続けたことで実現できました。

ウェブマーケティングもかなり先・少し先・眼の前戦略と戦術が大切

マーケティングは単体では考えづらく、
必ず事業(企業)が中心にあります。
事業を中心に置いたウェブマーケティングですすめる場合

  • かなり先:10年
  • 少し先:5年
  • 目の前:今

この3視点で戦略を考え、戦術をもって実践することです。
簡単に書くと
「将来こうなりたいよね〜(10年)それには途中経過にこうなっているから(5年)
だからこそ今を真面目に取り組む!」
継続性のない会社(ウェブマーケティング会社もそう)は、この視点がないということに最近気が付きました。
価値の提供より、売上先行な会社は
お金になればいいだけなので、戦略が思いっきり変わります。
それで不幸になるのは社員さんでありお客さまです。
だからこそ戦う事業領域を意識する必要があるのです。