Webマーケッター・ウェブアナリストはデザイナーであれ

Webマーケッター・ウェブアナリストはデザイナーであれ

Webマーケティングをすすめる上で、データを分析したり予測するだけではなくそこから何かを生み出す必要があります。
生み出すためには、今そこにあるデータから問題を発見し、課題化して解決する。
その解決を繰り返すことで、成果を生み出す。
成果を生み出すには設計が重要なのです。
そこでデザイン。
デザインというと、「見た目」とか「綺麗なもの」とかグラフィックデザインと考えてしまいます。

デザインの定義を考えてみる

デザインの定義について考えてみます。

本来この語は設計のことであり〜
デザインとは具体的な問題を解決するために思考・概念の組み立てを行い、それを様々な媒体に応じて表現することと解される。

ウィキペディア「デザイン」

デザインの語源はデッサン(dessin)と同じラテン語の「designare(デジナーレ)」
デザインには「広義(こうぎ)のデザイン」と「狭義(きょうぎ)のデザイン」の2つの考え方(捉え方)がある。
「問題解決」と「設計」は「広義(こうぎ)のデザイン」に、「見た目」は「狭義(きょうぎ)のデザイン」に該当する。
最終的に「デザイン」は問題を解決へ導くための「設計」と「表現」を行うこと。

「デザイン」という言葉の意味を改めて考えてみる。
ここから、デザインは「設計」と「問題解決」という2つのことばが存在しています。

データーサイエンティストはサイエンティスト?

ちなみにデータサイエンティストはデータを科学的に取り扱う人たちのことです。
データから事業分析をするため、学問優先となり、定性より定量を見がちです。
ビックデータやDMPを取り扱うことのできる事業であればデータサイエンティストの役割は大きくなりますが母数の少ない事業の場合は誤差程度でしか捉えることができません
ウィキペディア「データサイエンス」
私たちの業界ではWeb解析、ウェブアナリスト、データサイエンティストの違いは明確になっています。

問題から課題解決を導くのがWebマーケッター・ウェブアナリストの役目

Web解析を行う時、ウェブアナリストがWebマーケティングを実施する時もまさに「事業を理解し設計をした上で実施」します。
「成果」をゴールとした場合、「成果」につながる様々な「問題」を解決する必要があるためです。
このことから デザインの定義とほぼ近くなります。
「問題から課題解決」
問題がなければ、課題は生まれません。
その問題は様々な要因から仮説をたてるところから始まります。
要因(事象) ↓ 仮説 ↓ 問題定義 ↓ 課題設定 ↓ 対策立案 ↓ 課題解決
これは狭義の行動ですが、これができなければウェブアナリストは事業に対して成果を出すことが困難となります。
※この部分はPDCAで言うCAの部分です。PDCAのPについて書いていませんがPはとても重要です。

Webマーケッター・ウェブアナリストはデザイナーであれ

Webマーケティングをすすめる上で、データを分析したり予測するだけではなくそこから何かを生み出す必要があります。
生み出すためには、今そこにあるデータから問題を発見し、課題化して解決する。
その解決を繰り返すことで、成果を生み出す。
成果を生み出すには設計が重要なのです。
そこでデザインの定義は

本来この語は設計のことであり〜
デザインとは具体的な問題を解決するために思考・概念の組み立てを行い、それを様々な媒体に応じて表現することと解される。

目的が同じであるWebマーケッター・ウェブアナリストとデザイナー、この言葉から私たちが感じているデザイナーの定義を加え目の前のデータだけにとらわれるのではなく、デザイナー的な感性も持ちながら誇りをもって仕事をすすめていきたいですね。