売上と利益を考える経営数値とは?まずは費用の意識から

【本当に】売上と利益を考える経営数値とは?まずは費用の意識から


この記事の所要時間: 448

例えば、急に実家の家業を継がなくてはいけなくなってしまった場合。
予期せぬ事情で、会社やお店の代表になってしまった場合。
経営のことをどう学んでいけばいいのか?
今回は、よく聞く用語として「経営数値」を選んで考察してみました。

大事な経営数値とは利益と売上と費用のどれ?

会社を経営していても、お店を運営していても、大事な経営数値は明白です。
利益=売上-費用

当たり前ですよね。
利益を大きくするために…売上を上げる必要があります。
利益を大きくするために…費用を抑える必要があるのです。

しかし、頭では「ハイハイ知ってるよ」と理解できていても…
これをきちんと自分の肌で感じることが出来ている人は、そう多くないのではないでしょうか?

経営数値は費用からがオススメ

そこで、経営数値を身につけるために、まずオススメしたいのが、
「費用をしっかり洗い出す」ことです。

商品の仕入れとか経費だけではないですよ。
例えば人件費。自分の費用はいくらですか?
お店であれば家賃があります。
それは固定の家賃ですか? 
商業施設にテナントで入っている場合などは、歩合制のケースもありますよね。

自分がどこに立っているのか、どういう状況下にいるのか?
しっかりと現状を把握しなければなりません。

経営数値とは?という実感をきちんと肌で感じる

営業職を経験して…きちんと実績を出してきた人たちはもちろん、
利益=売上-費用
という図式が、実感としてあるでしょう。

販売職で働いている人たちも同じかもしれませんね。
とくに、店長さんであれば尚の事かもしれません。
フリーランスで生計を立てている場合も、しっかりと考えている人が多いだろうなと感じます。

ところが。
そういった仕事をしてきていない人はいかがでしょうか?

経営の数字にさらされた経験があるか

会社の中での立ち位置、事業の中での役割が異なりますので、
当然といえば当然なのですが…
見出しにも書いた通り、きちんと自分の肌で感じることが出来ているか?
が肝心です。

私はこれまで接客業の店長や、広告代理店の営業職を経験したために、
こういった感覚を当たり前のものとして受け入れていたのですが…
例えばこんなことがありました。

200万円の広告と40万円の広告はどちらが儲かるのか

雑誌の広告ページを売っていた時の話です。
とある女性向け美容商材を扱うクライアントさまから、女性ファッション誌の「カラー見開き2ページ」の広告を受注しました。
広告の料金はなんと200万円! 大きな金額です。

そして別の日、今度は高齢者向けの健康食品を販売する会社から、健康特集のムック本「モノクロの1ページ+ハガキ」というセット掲載の受注を得ました。(注:ムック本…雑誌と書籍の特性を持ち合わせた出版物)
これの料金は40万円。

さて、この2つの売上のうち、より儲かった…つまり利益を出したのはどちらでしょうか?
そうですね、「費用」がわからないと答えが出ないのです。
予想通りかもしれませんが、この時は40万円の広告の方が利益がでました。
200万円の広告は、あまりにも上代…つまりお客さまが払う金額が高かったので、自社の利益を減らした結果、200万円という値段に調整していたのです。

費用から考えていくと「積み上げ式」に経営数値を考える

費用から考えていくと「積み上げ式」に経営数値を考える

経営数値を考えていくにあたって、
よく「目標売上」から考えていく方法も見聞きします。
それはそれで、正解だと思うのですが…
目標から経営数値を作った時に心配なことがあります。
それは「最低でも達成しなければならない金額」が漏れてしまうことです。

先程の話で言えば…200万円の広告の例。
費用がわかっていれば「いったいいくらまでなら、ギリギリ値引きできるのか?」という問いにも、容易に答えることができる、というわけです。

費用がわかれば「最低でも必要な経営数値」もわかる

目標の利益なり、売上なりを高く設定するのは良いことですが…
結果として出てくる数字が悪かった場合、「今回は悪かったね、しかし来月はがんばろう!」
ということになりがちです。
がんばることは良いのですが…まさに「自分がどこに立っているのか、どういう状況下にいるのか?」が
分かっていない状態です。

目標を毎回クリアできるほど優秀であれば問題はないかもしれませんが…
すでに掛かっている(先に払っている)費用に対して、「最低でも必要な数字」が分かっていないと
事業活動も、店舗の運営もままなりません。

目標の売上に達しなかった場合、それならいったい利益はどれくらい出るのか?
売上の最低ラインとしては、どこまでが大丈夫なラインなのか?
そういった、良い状況も悪い状況も把握してこそ、正しい視野で事業を継続していけるのではないでしょうか。

このように、費用から考えていくと「積み上げ式」に経営数値を考えることが出来ます。
逆に、費用から考えていかなければ経営数値を建設的には考えられないでしょう。

経営数値とは?と迷ったらまずは費用から

費用から考えていくと「積み上げ式」に経営数値を考えられるようになる。
じつはこのメリットが大きいと思っています。
利益=売上-費用
という図式を、きちんと実感で分かっている人は、事業やお店を運営することも上手な気がしています。
興味が出てきた人は…一度、営業職や、販売店の店長さんなどを経験してみるのも面白いかもしれません。
きっと、肌感覚で身につくことでしょう。

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