ウェブアクセシビリティ対応・準拠が難しい理由(1)

ウェブアクセシビリティ

公的機関のホームぺージは適合レベルAA準拠を求められている

総務省が「みんなの公共サイト運用ガイドライン」の中で公的機関のホームぺージに関して次のことを求めています。

2016年4 月に障害者差別解消法が施行されたこと、障害者基本計画(第3次)の対象期間が2017年度末までとなっていること等を踏まえ、速やかに対応してください。
適合レベルAAに準拠していないホームページ等速やかに、ウェブアクセシビリティ方針を策定・公開し、遅くとも2017年度末までに適合レベルAAに準拠(試験の実施と公開)する。

出典:総務省「みんなの公共サイト運用ガイドライン(2016年版)」
http://www.soumu.go.jp/main_content/000439213.pdf
期限の2017年度末はもう過ぎていますが、未だに多くのホームぺージでウェブアクセシビリティ対応・準拠が完了していないようです。

多くの団体で、JIS X 8341-3:2016の最低限のレベルである「適合レベルA」の問題があり、特に、ページ内の大見出しに適切にタグを設定できていない団体が多いことが明らか となった。 画像に対して代替テキストを付与するタグ(alt属性)が設定されているかを確認したところ、全ページの1割以上のページに付与されていない団体が325団体(34.1%)あった。 各ページに大見出しを示すタグ(h1要素)が設定されているかを確認したところ、全ページの1割以上のページに設定されていない団体が518団体(54.3%)あった。 各ページにページタイトルを示すタグ(title要素)が設定されているかについては、全ページの1割以上のページに付与されていない団体が39団体(4.1%)あった。

出典:総務省「国及び地方公共団体等の公的機関のウェブアクセシビリティ確保・向上の取組支援に関する調査検討」報告書
http://www.soumu.go.jp/main_content/000479171.pdf

理由1:ウェブアクセシビリティ対応・準拠までは多くの段階があるため

新規作成・リニューアルの場合

  1. ウェブアクセシビリティ方針の策定
  2. ウェブアクセシビリティに準拠するようホームぺージを作成
  3. 公開前にウェブアクセシビリティのチェック、問題点がない(準拠)ことを確認
  4. 公開時に方針とチェック結果を掲載

既存ホームぺージの場合

  1. ウェブアクセシビリティ対応状況のチェック
  2. ウェブアクセシビリティ方針の策定・公開
  3. チェックで出た問題点の修正
  4. 修正したぺージのチェック、問題点がない(準拠)ことを確認
  5. チェック結果を掲載

特に既存ホームぺージの場合、ウェブアクセシビリティのことを考えて作られていなかったり
更新していくうちに見出しタグを適切に使用するなどのルールが崩れていく場合が多く
大幅な修正が必要になります。
そのため、未だに多くのホームぺージでウェブアクセシビリティ対応・準拠が出来ていないのだと考えられます。

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