未来工業から学ぶ中小企業のホームページ戦略

未来工業から学ぶ中小企業のホームページ戦略

日本で一番幸せな中小企業「未来工業」へ見学に行ってまいりました。
工場の見学はもちろん、現社長から会社にたいする思いをお話いただき。
会社の在り方や社員さんとの向き合い方が今必要とされているホームページ戦略と共通する部分が多いため、報告とともに記事化させていただきます。

「良いものは高い」は他社がマネできないモノを作り出せるから

未来工業会社見学
未来工業が創業時に考えたことは、下請けはしない、高額所得法人となる。
そのためには、他社がマネできないことをすればいい。
これは自社に向き合い、お客さまが必要と思う価値を追い続けているからできることとです。
ホームページ戦略に例えるならば、他社がマネできない圧倒的な実績をつくりあげること、
ハマ企画が2016年から提案し続けているコンテンツマーケティング。
自社のコンテンツマーケティングは自社にしかできません。
それを日々発信しつづけることがホームページ上での圧倒的な実績となります。

「常に考える」は改善行動の基本

常に考える
会社訪問をすると「常に考える」があらゆるところに掲げられています。
これはトヨタの3つのWhyに通じることができる。
現状に問い続けるということです。
この問い続けるという活動、全社的なキャンペーンを常にすすめています。
常に考え、出した改善提案、採用ひとつにつき500円が支払われます。
200の提案には15万円が支払われます。
売上などの成果ではなく、アイディアに支払われる。
これは投資です。
会社が成長する投資は社内にあり。
自社を見つめ続けることこそ自社を向上させる。
社員一丸となってのキャンペーンです。
これと同じことがホームページ戦略で活かすことができれば、ユーザにとっても使いやすく役に立ちホームページになる可能性があります。
Googleアナリティクスを使った効果測定。
一部の担当だけがみるのではなく、複数の組織に対する共有の場を設けることでより、多くの気付きが表れ
改善発想が自社でできることとなります。

脱成果主義が成果を出している

未来工業は脱成果主義、つまり成果主義ではありません。
成果が達成しなくてもペナルティを課せることはなく。
成果が達成しなかった時の原因を徹底的に話し合う、そこが重要だという発想です。
数字は比較しやすくわかりやすい共通言語です。
しかし、数字ばかりみると本質を失うこともあります。
達成してしまうと通り過ぎる目標も成果が達せられなかった時の学びはさらなる成果を実らせます。
この脱成果主義も「常に考える」と同じく改善行動でしょう。
ホームページ戦略でもKPIという目標数値をつくります。
その数値の意味、達成した場合のあるべき姿、達成できなかった意味を共有することが大切なのです。
達成・未達成で通りすぎては学びがありません。

成功事例という言葉を使わないのは

最後に、この未来工業の社長は最後まで成功事例という言葉を使いませんでした。
成功事例は夢に在る楽園のように見えますが、それを達するまで多くの失敗を積み重ねています。
積み重ねの背景なくして成功はありえません。
未来工業の経営者は成功という過去のお話ではなく、今の在り方を伝えていました。
ホームページの戦略も同じく。
今のホームページの在る方と会社への向き合い方が重要となります。

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