ホームページを制作する上で決済者のKPIが計測できるならば

Interviews

年度末もやっと落ち着き、
社内では年度末案件の振り返るミーティングを行っています。

「ホームページを制作する上で決済者のKPIが計測できるならば」という議題
ホームページ構築の規模や目的にもよります。

民間企業のKPI

CVR(コンバージョン率)です。
問い合わせ件数、資料件数、購入数などダイレクトで分かりやすい。
コーポレートサイトの場合、上の数値以外の設定をしますが、
定義が企業によって変わる場合があるので、ここでのご紹介は割愛させていただきます。

公的期間のKPI

理想

公的期間、つまり官公庁自治体の場合、
広く情報を伝えるため、今流行のキーワードで書くと「拡散」するたに
お問合わせ件数がKPIになることは少なく、逆にお問合わせが来ないようにしたいという要望もあります。

この場合重要とみなすページのPV数やセッションを指数とします。

例えば

  • トップページまたはランディングページに対する重要ページの閲覧割合数
  • 閲覧割合の時間別や日別の指数
  • 重要なコンテンツ群の平均ページ閲覧数

など

現実

官公庁自治体サイトの場合、3月予算でリニューアルやサイト構築をすることが多くあります。

生々しい現実を書くと、
このサイトのKPIは年度末に納品された完成率です。
完成率であれば業者が初期設計で善意なるKPIを埋め込んでいれば成功ですが、
決済者の意識にKPIがない場合、自分の色を入れるトップページデザインが目的の達成となります。

もし、ホームページを制作する上で決済者のKPIが計測できるならば。
ホームページ制作会社が設計~デザインまでの提案書をウェブ上で解析を行えば、
デザイン提案に対する滞在時間がKPIになると思います。

これを前提に決済者のKPIを引き出し、
デザインに本来あるべきKPIの出せるホームページを構築することができるか。
ウェブ屋の腕にかかっています。

写真 : Interviews / David Davies